第5話「貴族パーティー？ 偽聖女の芝居、炎で燃やしてやるわ！」
セラフィム王国のセレスティア魔法学園、貴族パーティーの会場は豪華絢爛。
シャンデリアがキラキラ輝き、大理石の床にドレスの裾がサラサラ揺れる。
公爵令嬢の私は、深紅のドレスで舞踏会の階段をトントン降りる。
星輝の宝珠、星輝の杖、星輝のブレスレット、星輝のネックレスがキラッと光り、貴族たちの視線がビシバシ刺さる。
誓約騎士ミハイルが後ろでガード、魔法使いミゲルが冷静に会場を見回してる。
ふふ、偽聖女の仮面、今日こそズタズタよ！
図書館でのシャドウゴーレム戦、偽聖女ミシェルの魔物召喚の証拠をガッチリ掴んだ。
『星輝のプリンセス2』のストーリーじゃ、貴族パーティーは偽聖女が人気を固めるイベント。
でも、私のチートがあれば、テンプレの逆転劇、盛り上げるわよ！
「ミゲル、聖女気取りの動き、チェックしてる？」
私はシャンパングラスを傾け、ニヤッと笑う。
「彼女の魔力、会場に漂ってる。…何か企んでるな。」
ミゲルがクールに答える。黒いローブが貴族の中で目立ち、緑の瞳が鋭く光る。
「ミハイル、怪しい奴いたら即ガードよ。バカ王子の取り巻き、ウロウロしてるかも。」
私はウインク。ミハイルが「了解！」と剣の柄を握り、会場の隅へサッと移動。忠犬、頼もしいね。
会場中央、偽聖女ミシェルが白いドレスでフワッと登場。
銀髪がキラキラ揺れ、貴族たちが「聖女様！」って拍手。
彼女、聖なる微笑みで手を振るけど、目がチラッと私を睨む。…おっと、偽聖女、ムカついてる？
「ミカエラ、よく来られたわね。」
ミシェルが近づき、甘い声で言う。
「あなたの罪、聖女の私が浄化するって決めたのに…。」
「罪？ へえ、偽聖女、あなたの魔物召喚の証拠、図書館でバッチリ見つけたわよ。」
私はグラスを置いて、ニッと笑う。
「その聖なる芝居、いつまで続けられるかしら？」
貴族たちがザワザワ。ミシェルの顔がピクッと引きつる。
…ふふ、効いてる！
その時、会場入口から王子ミヒャエルがズカズカ入ってくる。
金髪がキラキラ輝き、青い瞳が私をガンっと睨む。
「ミカエラ、聖女を侮辱するな！」
ミヒャエルが吠える。貴族たちが「王子！」って囁く。テンプレのヒーロー気取り、ウザいわね。
「バカ王子、偽聖女のウソにまだ騙されてるの？ 目、覚ましなさいよ。」
私は髪をかき上げ、余裕の笑み。ミヒャエルの目がキッと細まる。…おっと、なんかヤバい？
「キィィィ！」
突然、シャンデリアがガシャン！ 無数の小さな光がビュンビュン飛び回る。
フェアリーハイブ！ 昆虫型妖精の群れ、羽がキラキラ光り、魔力を吸う針をチクチク刺す。
貴族たちが「キャー！」ってパニックで逃げ出す。
ミシェルが「助けて、王子！」ってミヒャエルにしがみつく。…その目、めっちゃ怪しいわね。
「フェアリーハイブ！？ 偽聖女、また召喚したでしょ！」
私は星輝の杖をクルッと回し、ニヤッと笑う。
ミゲルが「魔力の波動、偽聖女の魔法と一致！」と叫ぶ。
ハイルが誓約騎士らしく剣をスッと構え、ゴーレムの前に立ちはだかる。
「ミカエラ、退避しろ！」
ミハイルが叫ぶ。けど、私はドレスの裾を翻す。
「退避？ 冗談でしょ、ミハイル。このチビ虫、私が一掃してやるわ！」
星輝の宝珠がジワッと熱くなり、魔法の窓がパッと浮かぶ。ステータス画面、攻撃力30、魔力25。
スキル欄に新スキル、『星輝の炎嵐』が追加！ 範囲攻撃の炎属性、テンプレの超派手スキル！ フェアリーハイブの弱点、光と炎よね？ 攻略本、脳内でパラパラ。
「『星輝の結界』、発動！」
青いバリアがパッと広がり、針の攻撃をガキン！ 貴族たちが「ミカエラ！？」ってポカーン。ミゲルが魔法使いらしく叫ぶ、「群れの女王が中央だ！」
「ミゲル、援護よろしく！ 『星輝の炎嵐』！」
炎の嵐がゴオオッと会場を包む。フェアリーハイブが「キィィ！」って焼き尽くされ、半分がパッと消滅！ けど、女王が羽をバタバタさせて、魔力吸収の光線をビュン！ バリアがバチバチ揺れる！
「ミハイル、女王の羽を斬って！」
私は叫ぶ。ミハイルが「了解！」と跳び、剣で羽をズバッ！ 女王が「キィ！」って落下。ミゲルが緑の雷をビカッと撃ち、群れの動きをピタッと止める。
「よし、フィナーレよ！ 『星輝の光弾』！」
光の弾がビュンッと女王に直撃、ババン！ 群れが一気に「キィィ！」って消滅。
ステータス画面、レベル6にアップ！ 攻撃力35、魔力30！
女王の残骸から、星輝のリングがキラッとドロップ！ 魔力＋35のチートアイテム、ゲット！
会場が静まり返る。貴族たちが「ミカエラ、妖精を倒した！」「聖女より強い！」って大騒ぎ。
ミシェルが顔真っ青でガタガタ震え、ミヒャエルが「ミカエラ…！」って睨むけど、足が震えてる。
ふふ、テンプレのビビり、最高！
「偽聖女、このハイブ、見たことあるでしょ？ 召喚の証拠、また増えたわよ。」
私は星輝のリングをキラッと装備し、ニッと笑う。ミシェルが「そんな…！」って後ずさる。
「バカ王子、偽聖女の暗躍、いつまで見ず知らず？ 恥ずかしいわね。」
私はミヒャエルにウインク。
彼、顔真っ赤で「覚えておけ！」って捨て台詞を吐き、ミシェルを連れて逃げる。
ふふ、逃げても無駄よ。
貴族の老紳士が近づき、「ミカエラ様、素晴らしい！ 聖女の疑惑、調査すべきだ！」と興奮。
学生たちが「ミカエラ、英雄！」「聖女、怪しい…」ってヒソヒソ。偽聖女の人気、ガラガラ崩壊ね！
「ミハイル、ミゲル、ナイスよ。偽聖女の仮面、そろそろ完全終了ね。」
私は星輝の宝珠をギュッと握り、ニヤッと笑う。
ミゲルが「次は偽聖女の契約を暴く」と頷き、ミハイルが剣を握り直す。
「聖女気取り、聖なる舞台も終幕よ。王都で、全部ぶちまけてやるわ！」
私はシャンデリアの光を浴び、ドレスの裾を翻す。このゲーム、私が完全に支配する！
