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婚約破棄された悪役令嬢、転生して世界を蹂躙する  作者: ささやきねこ
第一章 星輝のプリンセス2・1周目
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第4話「図書館で証拠? 偽聖女の仮面、ズタズタにしてやるわ!」

セラフィム王国のセレスティア魔法学園、図書館の天井で精霊の彫刻が朝日を浴びてキラキラ輝く。

埃っぽい本棚がズラッと並び、羊皮紙の匂いがふわっと漂う。


公爵令嬢の私は、深紅のドレスで本棚の間をサクサク歩く。

星輝の宝珠と星輝の杖を握り、星輝のブレスレットが手首でチラッと光る。

誓約騎士ミハイルが後ろでガード、魔法使いミゲルが古い書物をパラパラめくってる。


ふふ、偽聖女の秘密、ぜったい暴いてやるわ!


昨日のクリスタルワイバーン騒動、ミゲルの分析だと、偽聖女の魔法と波動がそっくりだった。

図書館の禁書エリアに、魔物召喚の証拠があるはず。『星輝のプリンセス2』の裏設定でも、偽聖女の暗躍は中盤のキーイベントよ。

テンプレの陰謀、めっちゃ楽しみね。


「ミゲル、そっちの書物、なんか怪しい?」


私は本棚に寄りかかり、ニヤッと笑う。


「禁書の魔術記録…聖女気取りの『浄化魔法』に似た記述がある。」


ミゲルがクールな声で答える。黒いローブが静かに揺れ、緑の瞳が書物をキッと睨む。


「ミハイル、入口ガードしといて。聖女気取りの仲間がウロウロしてるかもよ。」


私はウインク。ミハイルが「了解!」と剣を握り、図書館の扉へズンズン歩く。忠犬バッチリ!

禁書エリアの奥、魔法陣が刻まれた石の台。

そこに、革の書物がドンっと置いてある。表紙に「星輝の契約」とキラキラ光る文字。…おっと、ゲームのキーアイテムっぽい!


「これ、聖女気取りの魔物召喚の証拠ね!」


私は書物をサッと開く。ページに、魔力吸収の魔法陣と「クリスタル種の召喚」の記述。

偽聖女の光魔法、実は魔物を操る偽装だったってわけ! ふふ、テンプレの黒幕、丸裸よ!


「グオオオ!」


突然、図書館の床がドドンっと揺れる。

書棚がガタガタ倒れ、黒い岩の巨獣がドカンっと現れる。

シャドウゴーレム! 岩石と闇の精霊が融合したモンスター、赤い目がギラッと光る。

学生たちが「キャー!」って逃げ出し、図書館がパニック!


「ゴーレム!? 聖女気取り、また何か企んでるでしょ!」


私は星輝の杖をクルッと回し、ニヤッと笑う。

ミゲルが「魔力の波動…ワイバーンと同じだ!」と叫ぶ。

ミハイルが誓約騎士らしく剣をスッと構え、ゴーレムの前に立ちはだかる。


「ミカエラ、退避を!」


ミハイルが低い声で言う。けど、私は髪をかき上げる。


「退避? 冗談でしょ、ミハイル。このデカブツ、私がサクッとぶっ飛ばすわ!」


星輝の宝珠がジワッと熱くなり、魔法の窓がパッと浮かぶ。

ステータス画面、攻撃力25、魔力20。スキル欄に新スキル、『星輝の光弾』が追加! 高速の光属性攻撃、テンプレのド派手スキルね。

ゴーレムの弱点、風と光よね? 攻略本、脳内でババっとめくる。


「『星輝の結界』、発動!」


青いバリアがパッと広がり、ゴーレムの岩拳をガキン!

学生たちが「ミカエラ!?」ってポカーン。ミゲルが魔法使いらしく叫ぶ、「ゴーレムの核は胸部だ!」


「ミゲル、援護よろしく! 『星輝の光弾』!」


光の弾がビュンッと飛んで、ゴーレムの胸にババン! 岩がバリバリ割れるけど、まだ動く! さすが高レベルモンスター、タフね!


「ミハイル、右腕を斬って!」


私は叫ぶ。ミハイルが「了解!」と跳び、剣でゴーレムの腕をズバッ! ゴーレムが「グオオ!」ってよろける。ミゲルが緑の雷をビカッと撃ち、ゴーレムの動きをピタッと止める。


「よし、今よ! 『星輝の風刃』!」


青い風の刃がシュッと胸の核をズバッ! ゴーレムがドサッと崩れ、黒い霧がスッと消える。

ステータス画面、レベル5にアップ! 攻撃力30、魔力25! ゴーレムの残骸から、星輝のネックレスがキラッとドロップ! 魔力+30のチートアイテム、ゲット!


図書館が静まり返る。

学生たちが「ミカエラ、ゴーレム倒した!」「聖女より強い!」って大騒ぎ。偽聖女ミシェルが入口で、顔真っ青でガタガタ震えてる。

…おっと、バレちゃった?


「偽聖女、この書物、見たことあるでしょ? 魔物召喚の証拠、ガッチリ掴んだわ。」


私は書物を掲げ、ニッと笑う。ミシェルが「そんな…!」って後ずさる。


「バカ王子、聖女気取りのウソ、まだ信じる気?」


私は王子ミヒャエルの方をチラッと見る。

彼、入口の影で「ミカエラ…!」って睨むけど、目が泳いでる。

ふふ、テンプレの動揺、最高!


教授が駆けつけて、「ミカエラ、素晴らしい! この書物、調査が必要だ!」って興奮。

学生たちが「ミカエラ、英雄!」「聖女、怪しい…」ってヒソヒソ。

偽聖女の支持、ガラガラ崩れてるわね。


「ミハイル、ミゲル、ナイスよ。この証拠、偽聖女の仮面剥がす鍵ね。」


私は星輝のネックレスをキラッと装備し、ニヤッと笑う。

ミゲルが「次は偽聖女の魔法を解析する」と頷き、ミハイルが剣を握り直す。


「聖女気取り、聖なる芝居もそろそろ終わりよ。次は王都で、全部ぶちまけてやるわ!」


私は星輝の宝珠をギュッと握り、図書館の窓から差し込む光を浴びる。


このゲーム、私が完全に支配する!

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