第4話「図書館で証拠? 偽聖女の仮面、ズタズタにしてやるわ!」
セラフィム王国のセレスティア魔法学園、図書館の天井で精霊の彫刻が朝日を浴びてキラキラ輝く。
埃っぽい本棚がズラッと並び、羊皮紙の匂いがふわっと漂う。
公爵令嬢の私は、深紅のドレスで本棚の間をサクサク歩く。
星輝の宝珠と星輝の杖を握り、星輝のブレスレットが手首でチラッと光る。
誓約騎士ミハイルが後ろでガード、魔法使いミゲルが古い書物をパラパラめくってる。
ふふ、偽聖女の秘密、ぜったい暴いてやるわ!
昨日のクリスタルワイバーン騒動、ミゲルの分析だと、偽聖女の魔法と波動がそっくりだった。
図書館の禁書エリアに、魔物召喚の証拠があるはず。『星輝のプリンセス2』の裏設定でも、偽聖女の暗躍は中盤のキーイベントよ。
テンプレの陰謀、めっちゃ楽しみね。
「ミゲル、そっちの書物、なんか怪しい?」
私は本棚に寄りかかり、ニヤッと笑う。
「禁書の魔術記録…聖女気取りの『浄化魔法』に似た記述がある。」
ミゲルがクールな声で答える。黒いローブが静かに揺れ、緑の瞳が書物をキッと睨む。
「ミハイル、入口ガードしといて。聖女気取りの仲間がウロウロしてるかもよ。」
私はウインク。ミハイルが「了解!」と剣を握り、図書館の扉へズンズン歩く。忠犬バッチリ!
禁書エリアの奥、魔法陣が刻まれた石の台。
そこに、革の書物がドンっと置いてある。表紙に「星輝の契約」とキラキラ光る文字。…おっと、ゲームのキーアイテムっぽい!
「これ、聖女気取りの魔物召喚の証拠ね!」
私は書物をサッと開く。ページに、魔力吸収の魔法陣と「クリスタル種の召喚」の記述。
偽聖女の光魔法、実は魔物を操る偽装だったってわけ! ふふ、テンプレの黒幕、丸裸よ!
「グオオオ!」
突然、図書館の床がドドンっと揺れる。
書棚がガタガタ倒れ、黒い岩の巨獣がドカンっと現れる。
シャドウゴーレム! 岩石と闇の精霊が融合したモンスター、赤い目がギラッと光る。
学生たちが「キャー!」って逃げ出し、図書館がパニック!
「ゴーレム!? 聖女気取り、また何か企んでるでしょ!」
私は星輝の杖をクルッと回し、ニヤッと笑う。
ミゲルが「魔力の波動…ワイバーンと同じだ!」と叫ぶ。
ミハイルが誓約騎士らしく剣をスッと構え、ゴーレムの前に立ちはだかる。
「ミカエラ、退避を!」
ミハイルが低い声で言う。けど、私は髪をかき上げる。
「退避? 冗談でしょ、ミハイル。このデカブツ、私がサクッとぶっ飛ばすわ!」
星輝の宝珠がジワッと熱くなり、魔法の窓がパッと浮かぶ。
ステータス画面、攻撃力25、魔力20。スキル欄に新スキル、『星輝の光弾』が追加! 高速の光属性攻撃、テンプレのド派手スキルね。
ゴーレムの弱点、風と光よね? 攻略本、脳内でババっとめくる。
「『星輝の結界』、発動!」
青いバリアがパッと広がり、ゴーレムの岩拳をガキン!
学生たちが「ミカエラ!?」ってポカーン。ミゲルが魔法使いらしく叫ぶ、「ゴーレムの核は胸部だ!」
「ミゲル、援護よろしく! 『星輝の光弾』!」
光の弾がビュンッと飛んで、ゴーレムの胸にババン! 岩がバリバリ割れるけど、まだ動く! さすが高レベルモンスター、タフね!
「ミハイル、右腕を斬って!」
私は叫ぶ。ミハイルが「了解!」と跳び、剣でゴーレムの腕をズバッ! ゴーレムが「グオオ!」ってよろける。ミゲルが緑の雷をビカッと撃ち、ゴーレムの動きをピタッと止める。
「よし、今よ! 『星輝の風刃』!」
青い風の刃がシュッと胸の核をズバッ! ゴーレムがドサッと崩れ、黒い霧がスッと消える。
ステータス画面、レベル5にアップ! 攻撃力30、魔力25! ゴーレムの残骸から、星輝のネックレスがキラッとドロップ! 魔力+30のチートアイテム、ゲット!
図書館が静まり返る。
学生たちが「ミカエラ、ゴーレム倒した!」「聖女より強い!」って大騒ぎ。偽聖女ミシェルが入口で、顔真っ青でガタガタ震えてる。
…おっと、バレちゃった?
「偽聖女、この書物、見たことあるでしょ? 魔物召喚の証拠、ガッチリ掴んだわ。」
私は書物を掲げ、ニッと笑う。ミシェルが「そんな…!」って後ずさる。
「バカ王子、聖女気取りのウソ、まだ信じる気?」
私は王子ミヒャエルの方をチラッと見る。
彼、入口の影で「ミカエラ…!」って睨むけど、目が泳いでる。
ふふ、テンプレの動揺、最高!
教授が駆けつけて、「ミカエラ、素晴らしい! この書物、調査が必要だ!」って興奮。
学生たちが「ミカエラ、英雄!」「聖女、怪しい…」ってヒソヒソ。
偽聖女の支持、ガラガラ崩れてるわね。
「ミハイル、ミゲル、ナイスよ。この証拠、偽聖女の仮面剥がす鍵ね。」
私は星輝のネックレスをキラッと装備し、ニヤッと笑う。
ミゲルが「次は偽聖女の魔法を解析する」と頷き、ミハイルが剣を握り直す。
「聖女気取り、聖なる芝居もそろそろ終わりよ。次は王都で、全部ぶちまけてやるわ!」
私は星輝の宝珠をギュッと握り、図書館の窓から差し込む光を浴びる。
このゲーム、私が完全に支配する!