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婚約破棄された悪役令嬢、転生して世界を蹂躙する  作者: ささやきねこ
第一章 星輝のプリンセス2・1周目
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第3話「魔法対決? 偽聖女、風で吹き飛ばしてやるわ!」

セラフィム王国のセレスティア魔法学園、講堂の窓から朝日がキラキラ差し込む。

木製の長机がズラッと並ぶ教室で、学生たちのローブがひらひら揺れる。


私は最前列、深紅のドレスでビシッと座って、星輝の宝珠と星輝の杖を握ってる。

ミハイルは教室の隅でガード、ミゲルは隣の席でクールに教科書読んでる。ふふ、最高の取り巻きね。


今日の授業は「実技試験」。

魔法の威力を競う、ゲーム『星輝のプリンセス2』のイベントよ。

ミシェル・サリスが聖女パワーで目立つ場面だけど…へえ、今日は私が主役よ。


「ミカエラ様、準備は?」


ミゲルが緑の瞳をチラッと向ける。黒いローブがめっちゃ似合ってる。


「バッチリよ、ミゲル。ミシェルの偽聖女スマイル、ズタズタに切り刻むわ。」


私は星輝の杖をクルッと回して、ニヤッと笑う。ミハイルが「無茶は…」って小声で言うけど、無視無視!


講堂の中央、試験用の魔法陣が青く光ってる。

教授が「次、ミシェル・サリス!」って呼ぶと、ミシェルが白いローブでスッと立つ。

銀髪がキラキラ揺れて、学生たちが「聖女様!」ってキャーキャー。はいはい、テンプレの人気者ね。


ミシェルが魔法陣に手を翳すと、白い光がフワッと広がる。

試験用の的(木の人形)がパッと光に包まれて、キラキラ消滅。

学生たちが「すごい!」「聖女の浄化魔法!」って大騒ぎ。教授も「素晴らしい、満点だ!」って拍手。


…ったく、芝居がかった女。


「次、ミカエラ・フォン・ヴァルツェリア!」


私はサッと立ち上がって、ドレスの裾を翻す。

学生たちのヒソヒソがチクチク刺さる。


「魔力ゼロなのに?」

「恥かくだけよ」


だって? ふふ、いいわ、ビックリさせてやる!

魔法陣の前に立つ。星輝の宝珠がジワッと熱くなる。

魔法の窓がパッと浮かんで、ステータス画面よ。攻撃力20、魔力15。

スキル欄に新顔、『星輝の風刃』が追加! 単体攻撃の高速魔法、テンプレの強スキルね。


「ミカエラ様、無謀です!」


ミシェルが悲しげな声で言う。涙目でこっち見て、聖女アピール全開。


「怪我したら、私、悲しい…。」

「怪我? へえ、ミシェル、心配なら自分の偽りの光見てなさい。」


私はニッと笑って、星輝の杖を掲げる。

「『星輝の風刃』、発動!」


シュッ! 青い風の刃がビュンッと飛んで、的をズバッと真っ二つ!

衝撃波で講堂の窓がガタガタ揺れて、学生たちが「え!?」「何!?」ってポカーン。

教授が「こ、これは…満点を越える!」ってメガネ落とす。ふふ、テンプレの圧勝、最高!


ミシェルの顔、めっちゃ引きつってる。

学生たちが「ミカエラ様、魔力ゼロじゃなかった!」「聖女様より強い!?」ってザワザワ。

ミゲルが小さく拍手、ミハイルがホッとした顔。やったわ、偽聖女の鼻、明かした!


「ミカエラ、なんて力…!」


ミシェルが震える声で言う。…ん? なんか、目がキラッと怪しい。まさか?


「グオオオ!」


突然、講堂の天井がドカン! 破片がバラバラ落ちて、青白い結晶のドラゴンがガッと降ってくる。

クリスタルワイバーン! クリスタルスプライトの進化種、鱗がキラキラ輝いて、魔力吸収のブレスをゴオッと吐く。学生たちが「キャー!」ってパニックで逃げ出す。


「ワイバーン!? 学園に!?」


ミハイルが剣をスッと構える。ミゲルが「魔力の異常…誰かが召喚したか?」って呟く。

ミシェル、ワイバーンの後ろで「助けて!」って震えてるけど…その目、めっちゃ怪しいわね。


「召喚? へえ、ミシェル、なんか知ってるんじゃない?」


私は星輝の杖をクルッと回して、ニヤッと笑う。


「まあ、いいわ。この中ボス、私がサクッと片付ける!」


ワイバーンがゴオッとブレスを吐く。学生たちが悲鳴上げる中、私は魔法の窓をタップ。


「『星輝の結界』!」


青いバリアがパッと広がって、ブレスをガキン! ミハイルが「ミカエラ様!」って叫ぶけど、私は余裕よ。

ワイバーンの弱点、炎よね? ゲームの攻略本、脳内でパラパラめくる。


「『星輝の炎舞』、フルパワー!」


炎の渦がドドーンとワイバーンを包む。

鱗がバチバチ焼けて、「グオオ!」って咆哮。けど、まだ飛んでる! タフね、さすが進化種!


「ミゲル、援護!」


私は叫ぶ。ミゲルがローブを翻して、「了解!」って魔法陣を展開。

緑の雷がビカッとワイバーンを直撃、動きがピタッと止まる。ナイス、頭脳派!


「ミハイル、行くわよ!」


私はミハイルと並んでダッシュ。ワイバーンがブレスを吐く瞬間、『星輝の風刃』発動! 風の刃がシュッと首をズバッ! ミハイルの剣がガッと胴を斬る。

ワイバーンが「グオオ!」って倒れ、ドサッと地面に崩れる。


ステータス画面、レベル4にアップ! 攻撃力25、魔力20! ワイバーンの鱗がキラッと光って、星輝のブレスレットがドロップ! 魔力+25、スキル強化のチートアイテム、ゲット!


講堂が静まり返る。

学生たちが「ミカエラ様、ドラゴン倒した!」「聖女様より…!」って大騒ぎ。


ミシェルの顔、真っ青でガタガタ震えてる。

ミヒャエル、講堂の入口で「ミカエラ…!」って睨んでるけど、ビビってるのが丸見え。


「へえ、偽聖女の光より、私の炎の方が眩しいでしょ?」


私はミシェルにウインク。彼女、唇噛んで聖堂に逃げる。ふふ、テンプレの動揺、最高!


ミゲルが近づいて、「ワイバーンの召喚…ミシェルの魔法と似た波動だ。」って呟く。

ミハイルが「彼女が関与してる可能性…」って剣を握る。…ほほう、偽聖女、なんかヤバい秘密持ってるわね。


「ミゲル、ミハイル、いい仕事よ。次はミシェルの偽りの仮面、ぜーんぶ剥がしてやるわ!」


私は星輝のブレスレットをキラッと装備して、ニッと笑う。この学園、私の舞台よ!

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