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最終話「転生再開? ふん、3周目も好き勝手やってやるわ!」
──光が消えた。
気づけば、私は見慣れた天井を見上げていた。
「ここは……」
寝台。
刺繍入りの薄いカーテン。
窓から射し込む、柔らかな朝の光。
──知っている。
これは、学園入学前夜の私の部屋だ。
(また……最初に戻った?)
戸惑いは、なかった。
むしろ、乾いた笑いがこみ上げる。
「……ふふ、そういうことね。」
転生。
それも、ただの時間巻き戻しではない。
ルシフェルが言った。
『次の世界でまた会おう』──
この周回、世界そのものが改変されている可能性がある。
けれど、何度繰り返そうと、私のすることはひとつ。
「好き勝手にやってやるだけよ。」
私は起き上がり、
星輝の宝珠をベッドサイドテーブルから拾い上げた。
──もちろん、持ってきた。
私の力。
私の証。
ふん、準備はできてる。
窓の外、王都セレスティアの街並みが広がる。
今日も、あのバカ王子が婚約破棄を言い出すんだろう。
その後に、偽聖女ミシェルが聖女アピールをするんだろう。
──全部、知ってる。
けど、今度はもっと効率よく、
もっと派手に、
もっと思い通りに世界を蹂躙してやる。
「さて、行こうか。
三周目の世界へ──」
私は星輝の杖を軽く回し、
クルリと笑った。
──物語は、まだ終わらない。
次の周回で、もっと派手に、もっと自由に。
この世界を、好きなだけ塗り替えてやるわ!




