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婚約破棄された悪役令嬢、転生して世界を蹂躙する  作者: ささやきねこ
第二章 星輝のプリンセス2・2周目
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裏8話「公開裁判? カオススペクター? 禁呪覇光でフィニッシュよ!」

王都セレスティア、最高法院。

偽聖女ミシェルと、バカ王子ミヒャエルの罪を裁く──公開裁判の日がやってきた。


王族、貴族、市民、全ての目がこの場に注がれている。


──そして、私もわかっている。


ここで本来なら、

「最後の足掻き」として、カオススペクターが召喚されることを。

ふん、全部読めてるわ。


* * *


「次、ミシェル・リュミエール、ミヒャエル王子、前へ!」


重々しい声が響き、

拘束された二人が中央へと引き出される。


震えるミシェル。

顔面蒼白のミヒャエル。


──だけど、二人の背後、空間が不自然に歪み始めた。


「……きたわね。」


私は静かに杖を構える。

ミゲルもすでに詠唱準備完了、ミハイルは剣を抜いて警戒態勢。


次の瞬間──

黒い霧と共に、異形の存在が出現する。


「グゥゥゥゥゥアアアアアア!!」


──カオススペクター。


ワイバーンの翼、ドラゴンの鱗、魔獣の爪、

あらゆる魔の属性を組み合わせた、異形の融合体。


会場は悲鳴と混乱に包まれた。


だが、私は微笑む。


「禁呪・星輝覇光、展開。」


右手に握った星輝の宝珠が、

太陽のような輝きを放つ。


私は天を指さし、詠唱を叩き込む。


「すべての闇を断ち、星の輝きを取り戻せ──!」


ドォン!!!


一瞬、世界が真っ白になった。


カオススペクター、反撃する暇すら与えず、

その巨体ごと、光の奔流に呑み込まれる。


「ギィィィィィィ!!」


断末魔の叫びと共に、異形の怪物は完全消滅。


静寂が戻った広場に、

私だけが堂々と立っていた。


* * *


「……裁判、続行しましょうか。」


私は事もなげに言って、

星輝の杖を肩に担いだ。


レベルは──65から80へ。


もはや、人間の域を超えている。

市民たちの視線は一変していた。


憧れ、畏怖、そして崇拝。


「ミカエラ様! ミカエラ様バンザイ!」


歓声が巻き起こる。

この国の未来は、完全に私の手に落ちた。


ふふ、楽勝ね。


──だが。


そのとき。


空間が再び、歪んだ。


「よくここまで辿り着いたな、ミカエラ。」


どこからともなく聞こえる、甘美な声。


空が裂け、

銀髪の青年が現れる。


──堕天使ルシフェル。


「まさか……!」


私は杖を握り締めた。


こいつだけは、

前世の『星輝のプリンセス2』にも登場していない存在。


──つまり、ここから先は完全に未知。


胸の奥に、わずかな興奮が湧き上がる。


いいわ、

新しいゲーム、始めましょう。

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