第10話「公開裁判? 偽聖女とバカ王子、覇光で地に這わせてやるわ!」
セラフィム王国の王都セレスティア、公開裁判の広場は人でごった返す。
大理石の演壇がそびえ、魔法の水晶がキラキラ輝く。
公爵令嬢ミカエラの私は、深紅のドレスで演壇の中央にビシッと立つ。
星輝の宝珠、星輝の杖、星輝のブレスレット、星輝のネックレス、星輝のリング、星輝のピアス、星輝のティアラ、星輝のマント、星輝の王冠がキラッと光り、貴族と市民の視線がガンガン刺さる。
誓約騎士ミハイルが演壇脇で護衛、魔法使いミゲルが証拠の魔導書を手に持つ。
ふふ、偽聖女とバカ王子の終焉、盛大にぶちかますわよ!
王都の祭りで偽聖女ミシェルの黒幕が暴かれ、魔導書の契約が王都中に知れ渡った。
『星輝のプリンセス2』のクライマックス、公開裁判は偽聖女と王子が破滅するテンプレイベント。
私のチートで、なろう読者の「ざまぁ」を完璧に決めるわ!
「ミゲル、聖女気取りの魔導書、証拠としてバッチリ?」
私は演壇の縁に寄りかかり、ニヤッと笑う。
「魔物召喚の全記録、解析済み。彼女の浄化魔法は全て偽装だ。」
ミゲルがクールに答える。黒いローブが広場の陽光に映え、緑の瞳が魔導書をキッと睨む。
「ミハイル、広場の怪しい動き、即ガードよ。バカ王子の残党がゴチャゴチャしてるかも。」
私はウインク。ミハイルが「了解!」と剣の柄を握り、広場の端へサッと移動。忠犬、最高に頼もしい!
演壇の対面、偽聖女ミシェルが白い聖装でフラフラ現れる。
銀髪が乱れ、顔は真っ青でガタガタ震える。市民が「聖女、黒幕!?」ってヒソヒソ。
彼女、聖なる微笑みを無理やり浮かべるけど、目が完全に死んでる。…おっと、偽聖女、もう限界ね?
「ミカエラ…私の光を、なぜ否定するの!?」
ミシェルが震える声で叫ぶ。「私はセラフィムの希望よ!」
「希望? へえ、偽聖女、魔導書でワイバーンからドラゴンまで召喚してた証拠、全部揃ってるわよ。」
私は星輝の杖をクルッと回し、ニッと笑う。「その聖なるウソ、今日で完全終了ね!」
貴族と市民がドヨドヨ。ミシェルの顔がグシャッと崩れる。ふふ、効きすぎ!
その時、演壇の後ろから王子ミヒャエルがズカズカ出てくる。
金髪がボサボサ、青い瞳が私をガンっと睨むけど、足がガクガク。
「ミカエラ、聖女への冤罪をやめろ!」
ミヒャエルが叫ぶ。市民が「王子、共犯!?」ってザワザワ。テンプレの負け犬、ほんとみっともない!
「バカ王子、偽聖女の魔物契約、まだ庇う気? セラフィムを騙した罪、償いなさいよ。」
私は髪をかき上げ、余裕の笑み。ミヒャエルの目が泳ぎまくり。…おっと、最後の抵抗くる?
「グオオオ!」
突然、広場の地面がドドンっと割れる。
混沌の霧がモクモク湧き、ワイバーンやドラゴンの影が混ざった魔獣がガッと現れる。
カオススペクター! 過去の魔物が融合した別種族の怪物、赤い目がギラッと光り、魔力吸収のブレスをゴオッと吐く。
市民が「キャー!」ってパニックで逃げ出す。ミシェルが「これが…私の最後の力よ!」って叫ぶけど、フラフラで倒れそう。…偽聖女、必死すぎ!
「カオススペクター!? 聖女気取り、最後の悪あがきね!」
私は星輝の杖をクルッと回し、ニヤッと笑う。
ミゲルが「魔力の波動、魔導書の最終契約だ!」と叫ぶ。誓約騎士ミハイルが忠誠を胸に剣を握り、演壇の前に素早く進む。
「ミカエラ、退避しろ!」
ミハイルが叫ぶ。けど、私はニヤリ。
「退避? 冗談でしょ、ミハイル。この化け物、私がドカンと粉砕するわ!」
星輝の宝珠がジワッと熱くなり、魔法の窓がパッと浮かぶ。ステータス画面、攻撃力55、魔力50。
スキル欄に最終スキル、『星輝の覇光』が追加! 全属性の究極範囲攻撃、テンプレの超絶ド派手スキル! カオススペクターの弱点、光と雷よね? 攻略本、脳内でパラパラ。
「『星輝の結界』、発動!」
青いバリアがパッと広がり、ブレスをガキン! 水晶がバチバチ光る。
ミゲルが魔法使いらしく叫ぶ、「スペクターの核は頭部だ!」
「ミゲル、援護よろしく! 『星輝の覇光』!」
光と雷の嵐がゴオオッと広場を包み、スペクターの霧がバチバチ消滅!
「グオオ!」って咆哮するけど、鱗がボロボロ! さすが高レベルラスボス、タフね!
「ミハイル、頭部を斬って!」
私は叫ぶ。ミハイルが「了解!」と跳び、剣で頭部をズバッ! スペクターが「グオ!」ってよろける。
ミゲルが緑の雷をビカッと撃ち、動きをピタッと止める。
「よし、グランドフィナーレよ! 『星輝の星嵐』!」
星屑の嵐がゴオオッとスペクターを貫き、ババン! 霧と鱗がバリバリ崩れ、黒い霧がスッと消える。
ステータス画面、レベル11にアップ! 攻撃力60、魔力55! スペクターの残骸から、星輝のオーブがキラッとドロップ! 魔力+60の究極チートアイテム、ゲット!
広場が静まり返る。市民が「ミカエラ、魔獣倒した!」「聖女なんかより最強!」って大騒ぎ。
ミシェルが地面に膝をつき、グシャグシャに泣き崩れる。
ミヒャエルが「ミカエラ…!」って呻くけど、顔が真っ青でガタガタ。
ふふ、テンプレの「ざまぁ」、完璧!
「偽聖女、魔導書の契約、全部暴かれたわ。聖なる仮面、もうボロボロよ。」
私は星輝のオーブをギュッと握り、ニッと笑う。ミシェルが「う…うそ…!」って嗚咽。
「バカ王子、偽聖女と一緒にセラフィムを騙した罪、ちゃんと償いなさい。みっともないったら!」
私はミヒャエルにウインク。
彼、顔真っ赤で「くそ…!」って地面に拳を叩きつける。
貴族の議長が演壇に駆け上がり、「ミカエラ様、セラフィムの英雄! ミヒャエルとミシェルは王都追放!」と宣言。
市民が「ミカエラ! ミカエラ!」って大合唱。貴族が「新英雄!」って拍手喝采。偽聖女と王子の支持、完全にゼロ!
衛兵がミシェルとミヒャエルをガシャッと拘束。
ミシェルが「許して…!」って泣き叫び、ミヒャエルが「ミカエラ、覚えてろ!」って喚くけど、市民のブーイングで掻き消される。
ふふ、テンプレの社会的追放、最高にスカッと!
「ミハイル、ミゲル、ナイスよ。偽聖女とバカ王子、完璧に地に這ったわ。」
私は星輝の王冠をキラッと整え、ニヤッと笑う。
ミゲルが「セラフィムの秩序、君が取り戻した」と頷き、ミハイルが護衛の決意で剣を握り直す。
「聖女気取り、バカ王子、ゲームオーバーよ。セラフィムは私の時代ね!」
私は広場の水晶を浴び、ドレスの裾を翻す。
このゲーム、私が完全に支配した!




