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人よ持て成せ神様談義~四コマ風小説~  作者: 夕霧湖畔
第一部 神話誕生編
5/9

第16~20話

※本日ラスト、四話目投稿。話数順に続いております。

16.輪廻


一カメ。

螺髪先輩

「まあぶっちゃけ天国は何も無くても大きな問題は無いんだ。

 絶対多様性があった方が良いのが地獄だからね。」


ロンロン

「何故単純な天罰じゃダメなんですか?」


二カメ。

螺髪先輩

「理由は幾つかあるけど、一番は死者の記憶は基本引き継げないからだね。

 引き継ぐぐらいなら寿命伸ばした方が良いし。」


ロンロン

「ええと。記憶を消した方が良い理由って何でしたっけ。」


三カメ。

螺髪先輩

「簡単に言うと、記憶の整理が難しくなると善悪もごっちゃになるからかな。」

(お年寄りとかそうなり易いじゃん。)


ロンロン

「ああ、思い出が増え過ぎると時期も曖昧になりますしね。」


四カメ。

螺髪先輩

「そうそう。数百年も経つと倫理観が丸々変わったりするじゃん。」


ロンロン

「あれ?コレそんなタイムスケールの話だったんだ……。」


  ◇◆◇◆◇◆◇◆


17.地獄


一カメ。

ロンロン

「えっと。つまり……、地獄で罰を与える訳で。

 取り合えず悪い事をしたら放り込む場所さえあれば良いって事ですよね?」


怒髪姉さん

「あらあら随分と雑な解釈ねぇ。

 地獄ってのは多様性が無いと困るのよ?」


二カメ。

ロンロン

「あ、怒髪姉さん久し振り~。」


怒髪姉さん

「何なのよその怒髪姉さんって。」


螺髪先輩

「何か本名で呼ぶのが気後れするらしくって。」


三カメ。

ロンロン

「それで何で地獄には多様性が必要なの?」


怒髪姉さん

「まあ良いけどね?そもそも罪人って一言で言っても色々いるわよね?」


四カメ。

怒髪姉さん

「すると当然、痛いのが好きな罪人や責められるのが好きな罪人もいる訳よ。」

(喜ばれちゃ意味無いでしょう?)


ロンロン

(へ、変態博物館……?)


  ◇◆◇◆◇◆◇◆


18.天国


一カメ。

ロンロン

「地獄の重要性は身に沁みましたけど、天国の意義って何です?

 前に無くても問題無いって言ってた気が……。」


螺髪先輩

「ああ、誤解させちゃったね。

 問題無いんじゃなくて、天国に何を求めるかで大分意味合いが変るんだよ。

 ある意味で信仰の問題だね。」


二カメ。

ロンロン

「信仰が関わって来るんですか?」


茨先輩

「おや、天国なら僕も詳しいよロンロンちゃん。」


螺髪先輩

「おや丁度いいところに。」


三カメ。

ロンロン

(茨先輩お久し振りです。)


茨先輩

「やあ久し振り。例えば私の実家なんて天国というより神の国だろう?

 天国ってのは素晴らしい場所を指す訳だ。」


四カメ。

茨先輩

「つまり自分の家が一番素晴らしいから僕の家は天国な訳だよ!」


螺髪先輩

「えっと。プライバシーを気にする神は実家を天国にしないからね?」

(その辺自由だから。別に無理でもフツーフツー。)


ロンロン

(あざっす。)


  ◇◆◇◆◇◆◇◆


19.拠り所


一カメ。

ロンロン

「ま、まあ確か茨先輩の得意分野って愛でしたもんね。

 だから実家に人々を招いてるんですね。」


茨先輩

「そうだね。やっぱり子供達は沢山いると楽しいよ。」

(独り立ちを見送るのは寂しいけどね。)


二カメ。

螺髪先輩

「そこはやっぱり心を鬼にして独り立ちさせなきゃ。

 魂は修行抜きに強くなれないよ?」


茨先輩

「愛でだって強くなれるよ~。」


ロンロン

「ん?」


三カメ。

ロンロン

「そう言えば神様って人の拠り所な訳ですよね?」


二人

「「そうだよ?今更何言ってんの。」」


四カメ。

ろんろん

「あの、天罰が長所の神って拠り所になりますかね……。」


二人

「「よ、拠り所とはちょっと違うかな……。」」


  ◇◆◇◆◇◆◇◆


20.天罰の価値


一カメ。

ロンロン

「駄目じゃないですか駄目じゃないですか!私詰んでるじゃないですかぁ!」


茨先輩

「い、いや。別に君の奇跡が天罰に限定されている訳じゃないし……。」


二カメ。

ロンロン

「でもそれって他の神の方が唯一神向きだったりしません?

 私がトップの時点で駄目世界しか出来なかったりしません?」


螺髪先輩

「あ。そこは大丈夫。というか最初は天罰神の方が向いてるくらいだし。」


三カメ。

ロンロン

「え?」


茨先輩

「残念ながらそうだねぇ。僕の父さんだって散々天罰下したし。」


四カメ。

螺髪先輩

「だって君は唯一神で天地創造スタートだぜ?

 そもそも言葉が分かる生き物を育て上げるまでが大変じゃん。」


ロンロン

「殴って聞かせないと分からないのッ?!」

※第一話から投稿しております。


 ロンロンが一番ド新人。なので全員先輩です。


 後全く関係無い話なんですけど。「全ての生き物を神様が創った」「最初からその形で生き物を創った」でも全進化工程に神様が介入してたら進化論も神様のお陰説でイケると思うんですよ。

 神様は完璧でも工程に試行錯誤が必要なら、別に今の歴史は神様を否定して無くないですか?低スペックで完璧に近付けるのは限界がある的な。

 いえ、本当に全く何も現実とは関係ない話なんですがwええ、この物語は想像と空想で出来た架空の物語ですよ?全登場人物はオリジナルですw



 普段は「ジュワユーズの救国王子」を連載しております。お調子者王子が胃痛に咽び泣く物語です。異世界チートだよ?ちゃんと主人公ちやほやされてるよ?


 完結作としては「ガラクタの学園」などがありますので、こちらも宜しければ。

 ヒロインが大活躍する学園モノですよ?嘘は言ってないw



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