第6~10話
※本日二話目投稿。話数順に続いております。
登場神様紹介?あれ物語じゃないし……。
6.多神教メリット
一カメ。
ロンロン
「ていうか上の方は何で多神教を選んだんでしょうか。
話を聞いているとデメリットしか無い様に聞こえます。」
螺髪先輩
「いやいや、むしろ多神教は上手くやればメリットだらけだよ。
神様関係に失敗したら悲惨なだけで。ある意味対神スキル次第?」
二カメ。
ロンロン
「え?でも信仰心とか分割されちゃいますよね?」
螺髪先輩
「信仰心って色んなところに散っちゃうものなんだ。全部の信仰心を一人の神様に集めるってのは神話に色々な工夫をしないと。
かといって神話作りに信仰心を沢山使っちゃうのもね?」
(君は世界ありきで産まれたから実感湧かないだろうけどさ。)
三カメ。
ロンロン
「ああ、神話って放っておくと変わっちゃいますもんね。」
螺髪先輩
「あと一番大事なのが『分業』。
世界の創造と管理、全部君一人で。」
四カメ。
ロンロン
「 。」
螺髪先輩
「新世界には、君以外いないでしょ?」
◇◆◇◆◇◆◇◆
7.得意分野
一カメ。
ロンロン
「あの、この際聞いておきたいんですけど、従属神にもメリットあります?」
螺髪先輩
「そりゃあるよ~。世界の統治なんて失敗すれば全体の信仰心が減るからね。」
二カメ。
螺髪先輩
「基本的に得意分野しか任されないから、苦手な所を人任せにしながら信仰心を集められるのは間違いなくメリットだろ?」
ロンロン
「その分信仰心は目減りするんですよね?」
三カメ。
螺髪先輩
「そうそう。ある意味神としての修行期間になるね。
注意が必要なのは、信仰心は等分じゃないって点だね。得意分野が重なると分散するし、人気の得意分野ほど信仰心が溜まり易いんだ。」
ロンロン
「あの、多分知ってると思うんですけど。」
四カメ。
ロンロン
「私の得意分野って、『天罰』なんです。」
螺髪先輩
「後輩の事だもん、勿論知ってるよぉ~。」
◇◆◇◆◇◆◇◆
8.修行期間
一カメ。
螺髪先輩
「実際それを従属神のメリットにあげる神もいるかなぁ。
信仰心を溜め込む期間に充てるも良し、得意分野を増やすのも良し。」
ロンロン
「得意分野って増やせるんですか?」
二カメ。
螺髪先輩
「増やせるよ?要は新しい信仰が生まれれば良いんだから。
信仰心を使って物語を広めればいいのさ。」
ロンロン
「え?それ、凄いメリットじゃないですか?!」
三カメ。
螺髪先輩
「別に多神教限定のメリットじゃないよ?むしろ多神教の場合デメリットだね。」
ロンロン
「……え?」
四カメ。
螺髪パイセン
「後出しで『それも私だ』をされると信仰心ごと神格が乗っ取られる。
ぶっちゃけ滅びるまで修行期間が終わらなくなる恐れもあるね。」
(多神教は結局信仰心の奪い合いだからねぇ~~w)
ろんろん
(た、多神教怖えぇ~~……。)
◇◆◇◆◇◆◇◆
9.主神デメリット。
一カメ。
ロンロン
「でも主神なら全能になれるんですよね?」
螺髪先輩
「そうだね。その神話体系の頂点だから、主神だけは『それも私だ』をされない。
逆は割と簡単だったりするけど。」
二カメ。
ロンロン
「じゃあ多神教の勝ち組って結局主神だけじゃないですか。」
螺髪先輩
「そうとも限らないよ?」
(指差しチョイチョイ。)
三カメ。
息子神
「親父、覚悟ォっ!!」
親父神
「き、貴様っ!ぐぁあ~~~ッ!!」
四カメ。
ロンロン
「あの、多神教で世代交代が盛り込まれるのって……。」
螺髪先輩
「多神教あるあるだよねぇ。」
(ああなると信仰心がね?)
◇◆◇◆◇◆◇◆
10.創造神メリット。
一カメ。
螺髪先輩
「まあ君みたいに人気分野が苦手な子は他の神と競合すると負けちゃう可能性の方が高いから、一から新世界を創った方が神として成功し易いんだよ。」
(それに後から子供やら分裂やらで多神教に出来るしね。)
ロンロン
「わ、分かりました……。」
二カメ。
ロンロン
「一応確認して良いですか?創造神の場合のメリットとデメリットを。」
螺髪先輩
「うん。メリットが全部デメリット。」
三カメ。
ろんろん
「 。」
螺髪先輩
「全部自分で独占出来るでしょ?全部自分で解決しなきゃって事。
だから信仰心がガバガバ入るけど信仰心がガバガバ減る。
統治に成功すればボロ儲けだけど、失敗すれば消滅待った無し。」
四カメ。
ろんろん
(滝汗。)
螺髪パイセン
「まあちゃんと君の場合、新世界の枠だけこっちで用意しているから。
頑張れば頑張った分だけ報われるんだから楽なもんでしょ?」
(……って。おーい。聞いてる?)
※本日19、20時に続き投稿予定。
神様の表情は基本明記されないルール。
普段は「ジュワユーズの救国王子」を連載しております。お調子者王子が胃痛に咽び泣く物語です。異世界チートだよ?ちゃんと主人公ちやほやされてるよ?
完結作としては「ガラクタの学園」などがありますので、こちらも宜しければ。
ヒロインが大活躍する学園モノですよ?嘘は言ってないw
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