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人よ持て成せ神様談義~四コマ風小説~  作者: 夕霧湖畔
第一部 神話誕生編
2/9

第1~5話

※真・注釈。不定期連載(重要)。

 これは暇を持て余したい者が現実逃避に綴った物語なので、ネタが思い浮かんだ時にしか増えませんのでどうかご理解お願いします……。

1.神様になりました。


一カメ。

??(初めての人はこんにちは!

 元龍神の私ですが、この度信仰心が貯まって遂に神様へと昇神致しました!

 これも偏に皆さんの信仰のお陰です、ありがとう!)


螺髪先輩

「やあ遂に昇神おめでとう。

 これから君は独立する訳だけど、困った事があったら何でも聞いてね。」


二カメ。

????

「ありがとうございます螺髪パイセン!

 故郷ではホントご迷惑をおかけしましたので平にご容赦を!」


螺髪先輩

「ははは、若気の至りに目くじら立てないから土下座はよしなさい。

 でも何で呼び名はそんなにフランクなの?」

(いえその、名前で呼ぶにはちょっとハードルが高いなぁって……(汗))

(あ、そう。)


三カメ。

????

「いやぁ、これで遂に私も不老不死の仲間入り。日々の食事に困る生活からもおさらばです。ただ一つ不満があるとすれば今の名前でしょうか。

 この際神様になったんですから、新しい名前を名乗るのもアリですよね?

 白龍なのでホワイトホーンとかどうでしょう?似合います?」


螺髪先輩

「あ、その前に助言を一つ。」


四カメ。

螺髪先輩

「名前を変えて新世界に行ったら元世界の信仰引き継げなくなるからね。」


????

「ッ?!」


  ◇◆◇◆◇◆◇◆


2.改名デメリット。


一カメ。

????

「どういう事ですか?!信仰心って神様の力そのものなんですよね?!

 私の力が引き継げないっておかしいでしょう?!」


螺髪先輩

「僕に文句を言われても困るなぁ。

 それに絶対引き継げないって訳じゃないよ?要は神としての名前と昇神前の名前を両方伝えれば良いんだし。」

 

二カメ。

????

「ぬぐぐぐぐ……。でも確か改名した名前しか知られていない神様も何処かに居た筈ですよね?それはどうやってるんです?」


螺髪先輩

「それは従属神側の話だねぇ。要は改名したら古い名前が信者達に忘れられるまで待つのさ。そうすれば信仰心は新しい名前の方に残る。

 新世界に移る君がこっちの信仰と切り離されてしまうのは困るだろ?」


三カメ。

螺髪先輩

「新しい世界で両方の名前を広めれば問題無いよ?ただ狙って片方だけを定着させるのは難しいだろうね。

 ていうかそもそも何で改名したいのさ。」

(信仰心を使って後で忘却させるって裏技はあるけど、新人には辛い話だし。)


????

「それは……。」


四カメ。

????

「私の信仰、産まれた頃からの話なんで人の子供が名付けたんですよ。

 龍神ロンロン(龍々)って、締まらないじゃないですか……。」


螺髪先輩

「ああ、名前にインパクトがあると特に親しみを持たれ易いよね……。」


  ◇◆◇◆◇◆◇◆


3.神様は不老不死。


一カメ。

螺髪先輩

「まあ色々誤解もあるようだし、ぶっつけ本番で困る前に復習しようか。

 神の力である信仰心だって、別に無限じゃないしね。」


????改めロンロン

「はい、よろしくお願いします……。」


二カメ。

螺髪先輩

「先ず信仰心は神を認識出来るだけの知性がある存在に、神の存在を信じられる事で生れる意志力の事だ。動物は神を区別してくれないので信心に至らない。

 これが多いほど神の力は多い訳で、忘れられたり失伝したら途絶える訳だ。」

(こっちの世界に名前が残ってる限り、新世界でもこっちの信仰心は使えるよ。)

(なるホロホロ。)


ロンロン

「だから新世界は生き物が暮らせる環境を作る必要があるんですね。

 あれ?でも信仰心を使い切ったら神様はどうなるんです?」


螺髪先輩

「ちぬ。正しくは消える。」


ロンロン

「?!」


三カメ。

ロンロン

「いやおかしいでしょう?!神様は不老不死って言ってますよね?!

 食べなくても死なないんですよね?病にならないんですよね?」


螺髪先輩

「厳密には、ちゃんと神話でその辺を明言してる場合だけどね?

 ロンロンちゃん、よく聞きなさい。」


四カメ。

螺髪先輩

「神様は霞(信仰心)を食って生きてるんだよ?」


  ◇◆◇◆◇◆◇◆


4.一夫多妻制(一例※ココ大事)。


一カメ。

ロンロン

「神様になったら幸せに過ごせるって聞いてたのに……。

 騙された人の気分ってこういうものなんですね……。」


螺髪先輩

「それ騙してはいないよ?実際余るくらいの信仰心を稼げたらその通りになるし。

 まあ神様だって新米の内は苦労するって事だね。」


二カメ。

ロンロン

「そんなの最初に教えてくれても良いじゃないですかぁ!

 何で誰も教えてくれないのぉ!」


螺髪先輩

「そりゃあ神様全てが善神とは限らない訳だし。

 世界の秩序って要は、神様が地上を管理するためのルールだしね。」

(向こうを指差し。)


三カメ。

女神

「返してぇ!あたしの信仰心返してよォ!」


主神

「はっ!文句ならベッドの上で聞いてやるよォ!!」


四カメ。

螺髪先輩

「ああして従属神にして独立させない神様も意外といるんだぜ?

 君の場合は僕らの世界観が他世界を容認しているからね。

 新世界の土台もちゃんと私達の信仰心で創ったものを使えるし、君だけの世界として独立させてある。

 全部自分で何とか出来るんだから、十分恵まれてる方さ。」


ロンロン

(え?神様の一夫多妻ってそういう…………?)


  ◇◆◇◆◇◆◇◆


5.宗教戦争


一カメ。

ロンロン

「アレほっておくんですか?!良いんですかアレ見過ごして!」


螺髪先輩

「止めるって事は宗教戦争って事だぜ?神同士で殴り合って、決着が付いたら信者達を自分の神話体系に組み込むか、全て忘れさせるか。

 そこまでしないと別体系の神話は変えられないからね?」

(神話変えないと幾らでもやり直せるし。)


二カメ。

ロンロン

「あぁ……。場合によると助けたい相手の息の根を止める羽目に。」


螺髪先輩

「まあそれで済めば良い方でね。そもそも信者が大変だし。」


三カメ。

ロンロン

「え?他に何があるんですか?」


螺髪先輩

「ヒント1。従属神。」

(さっきの指差し。)


四カメ。

ロンロン

「    。」


螺髪パイセン

「ヒント2。忘却よりも速くて確実。」

※本日18、19、20時に続き投稿予定。


 ザ・現実逃避中。

 螺髪センパイ最大の利点は、個神が特定出来ないところでしょうか……。



 普段は「ジュワユーズの救国王子」を連載しております。お調子者王子が胃痛に咽び泣く物語です。異世界チートだよ?ちゃんと主人公ちやほやされてるよ?


 完結作としては「ガラクタの学園」などがありますので、こちらも宜しければ。

 ヒロインが大活躍する学園モノですよ?嘘は言ってないw



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