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Grave of My Poetry  作者: 敬愛
プレイヤー
503/504

アニバーサリー

毎日が誰かのなにがしかのアニバーサリー それを忘れていく私だけどせめて今まで出会った人の記念日ならば祝いたい 良い事ばかりではない日々 それも生きている証拠 ここで止まれば卒業したんだなと思ってもらって構わない 限界は誰にでもあるが超えるか立ち竦むかだけ


たかが詩に意味は無いのかもしれないが私が編み直せば芸術になると信じている それだけで行ける 昔はその気持ちは揺らぐ事は無かった 満たされていたのかもね 自分の才を誇って死ぬまで詩人をやれるって でもそれに根拠が無い事を図らずも知った


いつか夢の終わりに見える風景だけを望むだけでは次々現れる若き芸術家達に追い抜かれそうで 別に追い抜かれたら追うだけでそっちの方が重圧(プレッシャー)が少なくて楽なんだけど トップでいたい気持ちばかり先行 見えてもいない勝利の尻尾 あの曇天に龍神の幻影を見てる


自分を傷つけてその血液で喉を潤す 自給自足? 無情と嘆くなかれ どうせ無情だ 私が死んだら記念日に制定されるのかな されないし歴史にも残らない それを理不尽と感じるほどには詩壇に貢献したと思うんだけどね それも死ねば消えるけど


諦観 達観 どっちもクソみたいな他人との比較によるちっぽけな物差し もっと大スケールなアトラクションで刺激を注射器で体内に摂り入れて 痩せこけていけ 大病患ったら入院の末手術 そろそろ自然の報いがあればなんて元気さを呪って机を殴り またも私の誕生日が来る

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