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Grave of My Poetry  作者: 敬愛
プレイヤー
497/504

Nothing without touch  

助けを求めた手は誰も掴んでくれた事は無い それが当たり前なんだって思ってる 諦めは早い方が楽だ 絶望を連れて来るのは希望だ 期待するだけ無駄な事は幼少期からずっと感じてた


決心は揺らぐ事無き意志だ それを信じて時を止める魔法探し 人はいつか死んでしまう そのいつかはいつで発した者の年齢は? 満を持して分かり切った事を言う輩を排す


凍てつくような風雨 それがもたらす痛み それだけで生きていけるって思った 春夏秋冬の繰り返しだけど私はこの国を誇った 枯れた花にも命を見出し水をやりたいくらい優しい気持ち


大切なものとは失って初めて気づくものだからまだ何ひとつも失っていない私 強がって鼓舞して そうしないと思わず自分の境遇を思って悔し涙がこぼれ落ちてしまいそうで


それでも過ぎ去るのを止める事は出来ない それを愛しいと思えるまでは生きていたいんだけど こればっかりは天命だから 今でも辛い気持ち抱えて命を守っている 負けたわけじゃないな


人の歴史の中であり得ない事は克服されちまう それも良いかもな 昔に思いを馳せても今この瞬間より幸せな記憶は無い ただ無邪気な少年なままでいたいって私は叫んで聴覚を呼び覚ましていた


この手に女性を抱いた事も無いから恋愛は正直わからない 多分いつも何かに焦がれて夢中でやっているから忘れてしまったんだろうな あの日 あの娘と手を繋いだ冬祭りも


蛇口の水が冷たくなって来た今日この頃 そろそろ雪が積もるな 誰にも触れられぬ傷を負った皮膚のささくれが治癒するのも春になりそうだし桜が咲く頃まで危機的状況は続くだろうね

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