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Grave of My Poetry  作者: 敬愛
リーズン
488/489

鎮魂歌 

道半ばにして死んでしまった同朋を 今 想う 否 語り継ぐ 貴方達の魂はまだ痛みを背負って血と涙を流しながらまだそこに生きている 私も悲しみの門人だから死ぬまで鎮魂の歌を響かせ続ける 


思えば私達はいがみあう事でしか存在を認められなかったけど それでも笑ったり泣いたりお互いを見つけようと必死だったのは唯一無二の真実だと思う 全てを超えて宇宙になりたかったんだ きっと


さようならを繰り返して大人になったんだ そこに面影を見つけて似ようと努力をしたと思う それに失敗したものが犯罪者になったのは白の石が黒の石を弾き過ぎたんだろう 居場所を奪ってたんだ


ありのまま生きたい その気持ちも良く分かるが 不確定の明日に賭けるのは危険だ 私達は芝生から千切られた草っ葉だ ご意向のままになっちまう前に大風が吹かないか天気図をよく見なさい


痛かったね 苦しかったね 分かってやれなかったね 私がまだ見ぬ顔でも誰かが君達を見て見ぬふりして玉座にふんぞり返っていたんだろう そこに座りたい欲望もあったんだろう うまく行かない事ばかり


それでも生きていて欲しいし当然血も汗も涙も振り絞る覚悟はある どこの地点で魔法を発動すれば良いのか分からないんだ だから私が怒ってるその隙にお茶に塩でも足しておいてくれ ギャっと言うから


君が心を生かす時 流れをよく見ろ 血液の汚れは病因になる 身体中にとくとくと毒を回し続けたら 答えは分かるだろ? やがて死因になるって事 臓器が腐ってね


いつでも一緒なのは自分の身 切り付けたり焼き付けたりして写真にして証明書にしている 自傷行為の付録としてね だから傷だらけでも構わない 致命傷だけは負うな 生きてくれ 死ぬまで

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