夜明け前
夜の果てにひとりきり 月を見上げる私がいる 欠けては満ちるその光 君の瞳に似ている気がした 震える指で描く円は歪んだグラフキューブのように輪郭を失ってまるで私の全て消え行く気がしたんだ
笑えないアイロニー やがて藍色に変わる 夜明け前が一番憂鬱で悲しみとは何か考える時間 朝 すぐに外に出かけないとやってられない この重社畜気質 いつまでも変わらないハードワーカーの性
何かは来て 何かは去る おはようからおやすみまでの間に それで思い出して今日も誰とも話さなかったなってさ それを明日愚痴るチャンスは無いかもしれない 自然薯のように粘ってみるけれども
津々浦々を流々転々のホームレスみたいな旅路 成育歴を呪って 仕方が無いから煙草と酒 喉から炎を吐くドラゴンみたいな声帯持っていればワンチャン咽頭がん回避出来るかな
昼間は眠り 夜にむくりと起き出して なんかそっちのライフスタイルの方がムーディーで良いかななんてちょっぴり憧れるけれど 残念ながらそんな体力は無い なんなら午後6時に寝ちゃってる時もある
夜明け前が1番暗いって人生にも当てはまるのかな 既に誰かが言ってる名言な気もするけど こっちは日の目を見る気配が全くしないけどね 桜はいつ開花するのかな 見たい未来へ託すライフポイント
季節の変わり目は色々な事が起こる 令和7年も変わらないのかな フレッシャーズに笑顔見せる余裕も無いわ でも優しい人だと自負してる そこにつけ込んで来る人が多くてね 上手く笑えないんだよ