胚死
生命の種子の胚死 束の間の快楽と忌み子に感けた私の行く末 そんなものは元々無い 嬉笑点 人生構成は流れる川に浮かぶ風に吹かれた散り葉に過ぎぬよ ケツの青い男と笑われてもいとおかしと優しい リア充と言うのかな 幸せの斜塔崩れても 立て直せ姿勢
会いたい気持ち閃光 でも離れ行く心 もう恋をする事は無いだろう 諦めの悪い男ではない 最期の戦いなんて気張らない ただプライドだけは捨てない エゴイストさ もしかしたら違う世界線があったかも知れないと言うのは誰しもが悩むんだけども
父は農家の大家族の出自で結構苦労したみたいだからまともな方だけど私は自分がそこまで恵まれなかったかというとまぁ幼い頃から鍵っ子で特に愛された記憶は無いし高校生の時にはこれまた両親共に家にいなかったし望まれた子供ではなかったな 少なくとも 道は全部自分で切り拓いた前半生だけども
悟る為に必要な事はすべて捨てる事なんだけど 私には無理だ だからせめて切り捨てておけば良い それならば快感を得られるし 余計なトラブルに巻き込まれる事も無いし 弱者は別に救済しなくても良いんだよ みんな そんな事に囚われていたら優しい君達の人生が台無しになるよ?
先生 私は今日も詩を纏めました いつも通りに封筒で送りますね 今回の評価はどうでしょうかね? いつも駄目だ 駄目だ そう仰るから私は今日も書けます 貴男の方が正しいのは間違いない 情報に騙されずこれからもひたすらに自分に問い続けます どうか長生きして下さい
生まれて来なければ良かった ってのはこの世界で1番悲しくて そしてありふれている感情なんだけど それ廃止しよ? 今 私は正念場にいる 孵化するか胚死するかの 問われるのはいつも品性 生まれた事にも死ぬ事にも 生きる事にも意味は無い だが捨てるのには惜しい その心 大切にね




