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Grave of My Poetry  作者: 敬愛
ゼロカラー
343/490

FRIEND

また会えた懐かしい微笑み 何をしていても忘れた事は1度も無かったけれど いざ目の前にするとやっぱり少しドキドキするな


みんなに愛されている君だからほったらかしにしておいても良いやなんて思っていたよ でも愛は1つでは無い それを認めるのが怖くて遠ざけていたのかな? 臆病者の僕だから


人は変わっていくけれどそれは悲しい事でない 花もいつかは枯れる それでも生きていればいつだって僕達の友情に他人が入り込む余地など1ミリも無いのさ


恋愛は確かに楽しい けれども儚い それは美しいかどうかと問われて 結婚してみたらこんな人だったっけみたいな男女と同じ轍を踏みそうで嫌なんだ それだけ


お友達でいましょうねって言われた時 ハッとした 自分が恋をしていてそれが続くもんだって妄想していた事に気づいて凄く恥ずべき事と自戒して謝らなきゃなと思った


結局は君を追い詰めて玩具にしようとしただけ そんな事ならば君を幸せには出来ないんだよね 笑顔に会えなくなるんだよね 


何でも言い合える仲になったらそれが友達 秘め事がひとつでもあれば異性ならばすぐ容姿だけに目がいってずぶずぶハマってその快楽を何度も味わう事でしか心が満足しなくなる事を分かってる


それは男が陥りやすい罠なんだけど 最高の友達を最高の妻に出来た人は幸せだね 僕にはそういう人は要らないかな 1人では何も出来ないけれど結構何でも煩わしくなる性格だし


多分人は相似と相違の間を相転移しながら永遠に愛求め彷徨う旅人 泣いたりする事もたまにはあって当たり前なんだよね 僕はあんまり泣かないけれど自分が嫌いな自分になったら泣くかな


全てを許容は出来ない 全てを記憶は出来ない 当たり前だ それでも完璧を目指し邁進する事でみんなで笑い合える そんな世界が実現出来る と僕は信じたい 


今 僕はついにこの世に生を受けてから2回目の懐かしい微笑みをこの心に宿した この先 何があるか分からないけれど待ってくれていた君に心からありがとうを言うよ ありがとう 友達よ

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