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Grave of My Poetry  作者: 敬愛
ディライト
326/490

魂よ甦れ

一進一退 それが僕の人生を表すのに1番適した四字熟語だと思う それは誰でもそうなんじゃないだろうか 異常者のお前と一緒にするなよって怒られそうだけど


負けるたびに勝ちの味を噛み締めている 懐かしい栄光の日々も見る影も無い 連戦連敗 何をやっても上手く行かないけれど 上手くいかないからって止める事は出来ないな


走り出したあの日 目指したのは詩の墓だった 全ての夢や理想をその墓に埋葬した そして未だに甦って来るんだよ もう2度とは会えない人との思い出が


みんな戦っているんだよ 死にたくねえって 運命は残酷だと知りながらも 子供達の笑顔の為に毎日働いている 生きる事は働く事 生きているだけで働いている


ならば彼達に殺された魂はどこに行くんだろう? 殺した彼達の魂はどこに行くんだろう? 罪を憎んで人を憎まず 誰の妄言? 僕だよ カルマに雁字搦めにされて動けない僕は綺麗な心は持てない


正義と悪では語れないけれど倫理は必要だ 僕がペットボトルを可燃ゴミの中に混ぜ込んだのだって相当重度の罪業なんだよね


ただ会いたい人がいるから生きているのであってその人達が死んだら僕も自ら命を絶つかも知れないけれど 時が経つのは早すぎる いつか老いぼれてしまうのならば立つ鳥跡を濁さずと自戒して生きる


1人ぼっちで戦うのは辛いけれど きっと最後に笑う為に粘っているんだろうな 存在証明 僕が僕である為に 愛する者の魂よ甦れ 混乱する社会で無規範に生きるならば奇跡など無い


今すぐ整列しろ 凄烈な人生こそ僕の望みで倒すべき敵は他の何物でも無い 自分の心に住まう悪意のみだ ルールは必要だって知ってても人は変わるからさ


僕がいなくなれば全てが上手くいくならそれでも良いのかもね 雷鳴のような閃きで死の甘い香りに誘われてこのビルディングから飛び降りよう 風になびくお花畑は僕を守ってしまうけれどね 


ああ 去り難き生き天国 誰も死なないならば良いのになんて歌があるけれど それよりも1度限りの人生色々あるさね と悟る方が正解だ

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