表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Grave of My Poetry  作者: 敬愛
ディライト
308/489

世界が喪に服す時

本当だ 本当だったんだと知った時の喜び それとか思い通りにならない時の怒りや悔しさ 色々感じながら生きているけれど いつかこの世界から旅立つ時が来る 終わったならば幸せなのでしょうか 安らぎなのでしょうか なんて視野が狭いね 他人を救う余裕なんてまるで無いからさ 


何かを残して綺麗な虹のようにいつの間にか 太陽と共に消えて行くんだろうよ 無明の中へ飛び込んでオサラバですってわけにもいかないんだけどね 自分勝手に生きていても 許されるから 生きてみたいって希望するから 同時に欲望も芽を出して 傷ついたり傷つけたりするんだ 


世界が喪に服す時 新世界が生まれ永遠となる そこでみんなまた笑うんだ 彼の壮大な夢だって決して悲しくはない むしろ 叶えばいいのだけど やっぱり永遠の残酷さに気づいてまた悩んじゃうんだよね それを繰り返して僕達は今ここに在る


海の魔法によって涙で創り上げられた喪服を着て悼む この世界に生きていれば毎日が喪中 そんなのしらふに戻ればすぐに気づく でも僕も快楽の誘惑に逆らえず訃報に今日が興覚めしないように酒を呑む 気づかないでいたいんだ 誰もが笑っていられる世界 理想論となじられて凹んでも登る


壊せるかい? 世界を 君だけの憎しみで 出来るわけが無いと仮初めの平和が馴染まない物騒な世間なのは昔から そう 繰り返して来た 僕達の座談会を乱痴気だと神が処断するんだろうよ 分からないものに触れる時は優しくしようね ねぇ? 衝動抑えて 人殺しども


地上にはもう墓を建てる場所は無いから某は地下墓所行き 学べよ 都に攻め入り陥落させても世界は驚かないくらいなんだ 憐れんでいるのだろう じゃあ人間は? 感情捨て切れず愛に溺れて世界と同じように喪に服してる ずっとね

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ