世界が喪に服す時
本当だ 本当だったんだと知った時の喜び それとか思い通りにならない時の怒りや悔しさ 色々感じながら生きているけれど いつかこの世界から旅立つ時が来る 終わったならば幸せなのでしょうか 安らぎなのでしょうか なんて視野が狭いね 他人を救う余裕なんてまるで無いからさ
何かを残して綺麗な虹のようにいつの間にか 太陽と共に消えて行くんだろうよ 無明の中へ飛び込んでオサラバですってわけにもいかないんだけどね 自分勝手に生きていても 許されるから 生きてみたいって希望するから 同時に欲望も芽を出して 傷ついたり傷つけたりするんだ
世界が喪に服す時 新世界が生まれ永遠となる そこでみんなまた笑うんだ 彼の壮大な夢だって決して悲しくはない むしろ 叶えばいいのだけど やっぱり永遠の残酷さに気づいてまた悩んじゃうんだよね それを繰り返して僕達は今ここに在る
海の魔法によって涙で創り上げられた喪服を着て悼む この世界に生きていれば毎日が喪中 そんなのしらふに戻ればすぐに気づく でも僕も快楽の誘惑に逆らえず訃報に今日が興覚めしないように酒を呑む 気づかないでいたいんだ 誰もが笑っていられる世界 理想論となじられて凹んでも登る
壊せるかい? 世界を 君だけの憎しみで 出来るわけが無いと仮初めの平和が馴染まない物騒な世間なのは昔から そう 繰り返して来た 僕達の座談会を乱痴気だと神が処断するんだろうよ 分からないものに触れる時は優しくしようね ねぇ? 衝動抑えて 人殺しども
地上にはもう墓を建てる場所は無いから某は地下墓所行き 学べよ 都に攻め入り陥落させても世界は驚かないくらいなんだ 憐れんでいるのだろう じゃあ人間は? 感情捨て切れず愛に溺れて世界と同じように喪に服してる ずっとね