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Grave of My Poetry  作者: 敬愛
メッセージボトル2
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Drug Halation

僕達は薬を喰らって生きている 酒 煙草 SEX どれもこれも中毒性を持っていて大人はすがらずにはいられない 虚無と言う病を治療する為に気持ち良さを求める 束の間の幸せ でも幸せへ続く道には花が咲いているものだ ただ踏みにじって歩くから気づかないだけ


好きです 愛しています いつか色褪せる かもしれない 大切な人が死ねば 永遠になる 心の中で それに費やす想像力と記憶力が僕達の明暗と命運を分けるのに違いないのだ 右も左も分からない亡者の影も声にならない警告


何かを遺さねばならぬとか そういう義務感で生きていれば人生は詰まらなくなるが 誰もそんな肩こりみたいな根本的な治療薬の無い症状を抱えて生きている筈も無かろう 毎日こんなに踊れるんだから 釈迦の掌の上で と言う注釈はつくもののね


僕は君に僕と言う薬の中毒になって欲しいし 誰かさんの薬で僕を中毒にして欲しい そうやって依存形成してしまえば楽な生き方が出来る と僕の抱える不治の病による妄想でそう思い込まされている もっと強い薬じゃないと治らない


インディゴブルーの空にいつまで経っても眠れないよと嘆けば昼行灯の酩酊 霧が立ち込め周りが視えなければ汚れたタール 耳を劈く幻聴に嬌声が交じり愛欲 錠剤で眠らされて好きですって 滅茶苦茶にしてって 夢の中で出会う あの人のエロスに目覚め今を生きる言葉が言えるリアルに戻れる


乗れるさ 今夜 あの行く先も分からぬ最終列車に 旅をすれば楽しい 禁欲すればつまらない いつかは死ぬんだ 精一杯毒素の塊 ハイになれるDrugキメて どこまでも疲れ知らずで走って行くあの伝説のヒーローの緋色の瞳に吸い込まれるように 誰も与り知らぬ所で消えて行けば良い


ラピスラズリのような君の美しい瞳に一目惚れして 君の為に生きたいと思った気持ちに嘘は無いし嘘はとびきりの愛らしいけれども僕は愛よりももっと遠くにある終わりに魅せられて君と生きていきたいって思った だからかな 1つになれれば最高の万能薬 他は要らないって思うんだ

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