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Grave of My Poetry  作者: 敬愛
メッセージボトル
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Keep moral

誰もがいつか死んでゲートくぐって天国 悪魔も天国に行けるってそれはあまりに極論 守るモラル それじゃ物足りない 満足は出来ない それでももう大人だから 子供達に伝えなきゃ うるさいなって思われるだろうけどさ 知ったこっちゃないでしょう皆様さ


それでも 僕は優しい人になりたい それが夢 死なばもろともなんてそんな攻撃性もう無いよ 粛々と時は流れる 誰もが生きている限り衝撃的なほど正直にならなきゃいけない時は来るんだよね それでも僕は自分を隠して目立たないように消えていきたい そして生きていきたい 罵倒されてもすいません僕が悪いですって 中傷されたらゴメンね手首切りますって 死ぬまでは死ねないが1人で死んでみせましょう


もう馬鹿げた恋愛ゲームから脱却 家を出るぜ ハイキックで蹴り破れ自分の殻 空っぽな毎日に訃報がぶっ飛んで来ていつかは僕もと一瞬考えを巡らせるけれどそんなの考えるのもめんどくさいや 辛気臭いや 


お水の女と1夜まぐわえば忘れる悩みばかりだが加齢していく現実を華麗に回避するのはファミコンのゲームよりも難しい 責任は僕達個人個人に突きつけられた命題 不殺の精神の日本神 陣形を整えろ 全てが僕達を縛りつけるだけの網だとしてもカンダタみたいに改心すりゃ蜘蛛の糸で芥川賞獲れるかもしれないよ?


とにかく大人になるほど傲慢になるけれど守るモラル 今は脂切れが悪いだけ 向かい風に押し戻されてるだけ 死に急ぐな 産まれたらいつか死ぬ 1秒でも長くこの苦しい道のりの向こうの果てを感じたいんだ 大人が知っている事はそれを恐怖する事だけさ 子供は放置してても勝手に僕達を超えていく その時のあの子達の慄く顔は僕が死んだ後に確認するからね 


優しいは悔しい でも愛なんてチープなものにすがるよりも怯えむせぶ君の背中をさすって一緒に夜を越えたい 明日に父なる太陽はあるか 母なる月光の中に包まれてみよう 多分だけど明日も生きている可能性が高い僕の顏は仮面のように無表情なのが心震えてない証拠で辛いね でも僕は感じるままこの広い世界を歩いていく 誰も1人じゃないよ 終わり方のモラル守ろうね

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