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Grave of My Poetry  作者: 敬愛
メッセージボトル2
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生きる勇気と死ぬ勇気

僕達に死ぬ勇気があるなら生きる勇気もあるはずだけど生きる勇気があるなら死ぬ勇気なんて要らないんだよね 悲しい事にいつか凹凸神様が僕達を勝手に罰して弄び悪戯で殺すんだから 


それを運命ですからねぇって言う大人には成りたくなかったけれど 坊主憎けりゃ袈裟まで憎いみたいな感じか 生き残る事だけが最適解


やってやるぜって気概だけあれば僕はまだ飛翔出来そう いつか無理になる? 杖でも手話でも盲導犬でも何兆分の1の確率で両耳感音性難聴が治るのも 障害を越える方法は全部あり得る 


醜くてもすがれ 希望に 絶望は最期の瞬間だけで良いのさ それもまた残酷な運命なのかなって問う 生きてるだけで丸儲けならば死ぬ頃には大富豪だ 絶望なんてものもフェイクなのさ


自己欺瞞と戦いながら老い惚れていけば良い 全部が気持ち良い事に変わりそうな予感は楽しい あの人の不幸に無反応なのが1番ダメだ 泣き抜け 若かりし頃の敗北を思い出して 


それならば死は勝利かも知れない 幸せでしたって遺せば周りも浮かばれる 自分ではもう何も思い煩う事も無いから今ここにある心が胸をうるさいくらいに叩くんだ


諦めるのか? 人生が退屈か? みんなそうやって大人になっていく 刺激的な事ばかりでは夢は追い続けられぬ 映画じゃないんだから 


現実をちゃんと見ろ 僕達は騙されるわけにはいきませんし地獄に落ちるような所業も出来ません そういうもんなんだよって観念しろ 観念の意味は知らんが多分完璧な生と死を成し遂げる それだけで他人はあなたを攻撃しないよ


死後罵倒される人生じゃいけないから猫は誰にも見られぬように隠れて死ぬんじゃないの? 僕も遺体を凝視されたくないしなぁ 


パッと咲いてみろ それからじゃないと散る事も出来ないんだから 楽しい事や悲しい事思い出して笑い泣き 縁者の葬式はそんな風にしてあげたい 


僕の葬式は金が無いので適当にやってくれて構わないよ 念仏がうるさくて眠る事が出来ないかも知れないし もう燃え尽きているからね

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