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Grave of My Poetry  作者: 敬愛
メッセージボトル2
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A long together

お母さん 70年間も僕の事を見守ってくれて 本当にありがとう これからも僕が死ぬまで天国で待っていてね 必ずそこに行くから なりふり構わず 正義を貫いて 完璧な僕を演じようとするピエロのままで死んでも後悔は無いと 今は言える


忘れないよ これからどんな困難があってもお母さんと一緒のところに行けるように生きたいだけだから応援してね 今はと言うか 今までずっと1人では無かった 必ず誰かが僕を支えてくれていた それはそこの君だったりしてもおかしくない


分からないんだ 生まれる事も死ぬ事も 経験してないから 呼吸をしている事 それだけが確かでだから生きている事に責任を取らなきゃいけないし 故に苦しい 何人側にいようとも1つにはなれない ならば少しでも長く一緒にいようよ お話をしようよ 一緒にご飯食べようよ 一緒の布団で寝ようよ それが愛だよ こんちくしょー


叫ぶ名前も届かないから 時に寂しいけれど 時に悲しいけれど 嬉しいって 楽しいって思えるように生きていけたら良いな いつもマイクロフォンで歌う声は他人に届かないけれど 僕の心の中で川のように流れている 


そう 街中の人の笑い声や車の走り抜ける音や街頭のコマーシャルとか そんな喧騒の中をすり抜けて 逃げ込んだ夜の誰もいない買物公園通りでベンチに座って月を見上げながら泣いた そんな日も 昨日の事なのにはるか昔の事のように感じてしまうくらい忙しい毎日に


さまようのではなくたまゆらのでもなく ずっと一緒にいようね ずっとだよって約束出来る人 見つけ出したならば満たされるだろう でもままならない泥濘の中でもがいていた これから誰かと将来を共に出来たとしてもそれは変わらない 僕が死ぬまで 


それも些細な欠落だよ 気にするな ただ僕はお母さんにもう一度会いたいが為に闇を育てているだけだ 僕が大切なんじゃなくて僕を大切にしてくれる人とずっと一緒にいられる事が人生の彩となる それが真実だよ 気づいたならすぐに守れ サタンは誰の心にも遠慮なく忍び込んでくるから

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