僕の正義
ただ ありがとうしかないです と彼は後に語った だけど僕が生きている間にあと何人を見送ればいいのだろう? それが僕の諦観だ
いつか消えるとしてそんなものに惑わされるのは愛を知らないからなんだろうな 気力が足りないか でも補給路は自分で作った もう諦めないでいたい 後退もしない あるのはギフテッドの功罪だけ
僕の最大の過ちは他人は障碍者の僕より強いんだって思い込んでいた事 こいつ強いから攻撃しても大丈夫だろうと 傷つかないだろうと
そんな事はなかった 人間はそれぞれの不安や恐れを感じていて苦悩もしているんだ そして誰もが大勝負に出る 全然大丈夫じゃないまま
きっと信じる事でいつだって物語の始まりなんだ 僕の事は信じなくても良い 僕もクズで結構です ちらつく愛や優しさの欠片集めてもパズルは完成しない
行くぞ 最大戦速 自分に活を入れ勝つ為に こだわりを捨ててしまったら 僕は僕じゃなくなってしまうから いつだって挑戦者
心細くて震える1人の夜も明ければ また会えるよ 過ぎ去るだけの季節も巡るならば 人の力に賭けてみようじゃないか 弱いままでは怖くてまた誰かを傷つけてしまいそうだ
死ぬのがまるで絶望のように慌てふためいていたけれど それが 誰かの希望になるように生きていきたいものです そして僕は後に語れるのかな ただ ありがとうしかないですって
どちらにしろ生きているかぎり自分との戦いだ 鋭気を養う為にしっかり食べてしっかり寝よう ここは眠らない街でも戦場でも無いからね 安心だよ それだけは




