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Grave of My Poetry  作者: 敬愛
夢の中
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ロストヒューマン

ここ最近1日中パソコンすら起動させない日が増えた 別に何を考えるでも無くただ文字に囲まれた世界が嫌になった どこか誰もいない 見ない 聞かない 言わない そんな世界に逃げ込みたくなったのは 刺激的な事がまるで無いからかな


寂しくはないが楽しくもない 1言で片づけるなら 加齢 なんだろうな 諦めても構わないと自分を許したけれどまだ生は続く 何か新案は無い物かね 僕よ


無くしたくなかった情熱 だがただ早すぎただけかなと この先死んだように生きて悔いは無いかと 自問自答するとね 力不足としか言いようが無い もはやこれまでと自分の体を燃やして最期の勝負に出なければと誰しもが人間は死と隣り合わせだと自覚していると思う


0からだ 僕はまだ何もやれてないから 持たざるものの意地を通さねばオカマ野郎になっちまう スタートはいつも現在地点だと成人してからは大人にならなければと努めた


僕は死んだら新聞のお悔やみ欄に載ってはいおしまいの一般人 もっとデカくなりたいぜ あの太陽よりも輝いていた青春や あの月のように優しかった恋愛や 少しやりすぎたかもとビビってる 今がまるで鉛色みたいになってるじゃん


火の粉を散らして空を翔ぶ FireBirdにはなれないんだなと諦めたって泣いたら感情と水の無駄遣いだぜ 頑張って笑おうとすれば 何か希望らしきもの あるはずなんだ 機械仕掛けで動く半死半生の語り部の錯誤 全フラグ回収しなきゃ真人間にはなれないと知れ 文学者


ありのままのあなたが好きよって言ってくれた女性はいなかったけれど 男ってみんなエッチだなって思うくらい狂いそうな恋はいつもしていたよ 1つになりたい思い 結婚しても子供が出来ても家族になっても僕達はその願いを叶えられない


もう僕には失うものは何もない 所有してなければ強く求めるだろう そのカラカラな砂漠みたいなところでずっと迷っていたけれど 自分を燃やして生きるしかない


春に死んだ人も 夏に死んだ人も 秋に死んだ人も 冬に死んだ人も ゼウスに全てを奪われちまった愛の待ち人だ 僕もそうだから死ぬまで生きるしかないんだ 男ならメソメソせず立ち上がれ 何度敗北したとしてもな

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