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Grave of My Poetry  作者: 敬愛
メッセージボトル
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Let out the light in the dark

悼む心に 痛むこの心

神々よ 我々あわれな人間に栄光を 

そう叫んでも答えなんて帰って来ねえよ


そして死者は決して蘇らない けれども僕の愛した人達よ 去って行った人達よ

宇宙という唯一の永遠の暗闇の中で光を放て 僕達を見守る光と闇に包まれる朝と夜に物語は生まれるんだとしたら この痛みも愛おしい


諭してくれた数々の歌や本 未だ踏破出来ぬ高き壁である 僕達に学べと残響を残しながら決して大声で叱らず ただそこにひっそりと存在している それを視るのだ


目を背けていてはサイボーグになってしまう 心無き戦争兵器になってしまう だがそんな人だって死ねば伝説になる事もあるから人生を続けるのはそこそこ困難なんだけれども ただメメントモリ 


僕達の未来に託してくれた死者達 本当に命ある事はありがたい 何らかの形で動き出した時に風向きはガラッと変わる物だと言う事を僕は知っている 散々負けて来たからね 悔し涙すら流せないほど連戦連敗だった


それでも僕はと言いたい 悲しみも涙で癒せると 喜びも笑顔で溢れると それが生きている意味なんじゃないだろうか?


辛い事ばかりじゃないが安心すら大金を支払わなければ手に入らない時代になった物だ


僕の人生も先が見えて来た事に安らぎと妬みを感じる 生と死という難問を胸に突きつけられてそれを解き明かさねば僕は死ねないんだけど


もし死んで入棺してもその暗闇からすら詩は生きて光を放つと信じる いや、僕は必ずLet out the light in the dark 一発で仕上げて魅せましょう 僕という命の灯と影の合間の色をした絵の具で描いた名画をね 幼き日の事忘れられぬ性分よ 切ねえな

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