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Grave of My Poetry  作者: 敬愛
光と闇
197/490

出師の表

伊林家の最後の長男として まずは旭川で1番の詩人になるのを目指す事をここに奏する 干からびた夏の川も凍てついた冬の川も泳ぎ切って魅せましょうぞ


過去の汚点も現在の弱点も 満天の星空に放り投げて ほら見ろ あのちっぽけな点 あのちっぽけな星が僕だ 日本一の最低気温を記録したこの街に 未来に 覇を唱える 出陣の時は未来と言う死ぬまで続く今日


神居古潭にはアイヌがいらっしゃる あそこは昔に何度も車で通ったけれど山河が絶景で そんなまさかと自分をも疑うが 身を投げるならあそこしかないというくらい神がかっており 我らの誇りだ


雑音がうるさいが いじめは君が止めれば良いじゃないか なにをこそこそ隠れながらよそ者が噂を広めているのやら もう令和6年だというのに嘆かわしい 風化させてはいけない事は現地の僕達が1番痛感しているのだから


僕の願い いつか必ずや詩聖と呼ばれたい それだけだ 同じ空を見ているのに不倶戴天とお互い思っているであろう妹とは再び会う事も笑い合う事もたぶん無い 冷たい奴だから 分からず屋は少し痛い目に遭えば良いのだ 


父が死んだらどうするかは死んでから決めればいい事 悲観的になると底無しの沼にハマる 僕達はみんな最初から最後まで1人だ


さぁ現世の司馬懿となりて諸葛亮の偉大さを示す捨て石となろう どうせ死ぬんだ 夢は儚い 掴み獲れたならば地獄への土産として相応しい そうでしょう? 母よ 貴女が遺した僕の逝き場所はね

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