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Grave of My Poetry  作者: 敬愛
イリュージョン
178/489

交差天

交わっているのに手を差し伸べる天は無い 僕達の関係性なんてそんな希薄なもんだ でも東の天と西の天が1つになれば どうなるの? それは相克だとしても 夢見るのはしょうがない


まぁ祝われる謂れは無いな 人との関係を拒絶しても世界は終わらないけど 隔世の遺伝子が覚醒すれば僕の人生もそう長くはない 終わるだろう


誰もが見知っているのに他人顔して通り過ぎていく交差点 そんな街でも点と点で良いから繋がれないものだろうか?


きっと僕達は切れた糸を結び直すように不幸を取り繕って生きていくしかないんだろう それが堕天使の宿命だとみんな知っている


いつか天界に戻るならそこでは誰もが覇を唱えて良いだろう 生きている間はみんな脇役だから 同刻 誰か大切な人との別れに慟哭している人がいる事を努努忘れちゃダメだ 目覚めよ さもなくば権力を振りかざす俺が俺がと自分語りばかりする輩が現れる


上奏するよ 我が人生に今こそ一閃煌めいて決着をつける それはいつだってこの瞬間にしか出来ないと心得る 軍師は天子より聡くなければいつまで経っても世の中は良くならないからね


誰もが交差点で迷いながら夜天の星座を探している いくら交わっても僕達はちっぽけなひとつの点だとして ならばこの宇宙の共通言語は魔法だと思う 


魔法なら他人を笑顔に出来る 魔法なら他人を満腹に出来る 争いも無くなり苦痛も消し去れる 平和になるだろ? それらの代償を僕達は知らないんだけどそれこそ仏 大丈夫だ いつだって情報化社会における天下分け目の交渉だから

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