まだ終わらんよ 〜血戦のDecember~
ダミーガールを抱いて暖をとる人恋しい冬 幻影は揺らめく まだ終わらんよと書いてみたもののどれもこれも似たような詩な気がしてきて既に終わっているのかもしれないが ただ言葉を拾うテクニックでは負けないよ
恋人達は楽しそうに手を繋いで歩いているが威嚇して比較しても幸福値で勝っていると断言出来る それだけ積み重ねてきた 手を汚して罪の上に罪 詰みました? なんて知ったこっちゃない問いだ 研いだナイフの切れ味はいまだ健在だよ
決戦のDecember 少年少女が命を賭けて流した血を血で洗うのだ こっちももう覚悟を決めているんだがそう何度も自死にトライ出来ないよ ストーブの燃える赤に安らぎを覚えていたいから
ずっと続く闇 束の間の明朝に出陣 ここで打って出なきゃ落ちるかもしれないキャッスル あの日の将軍は雪の白さに融けた
新生の喜びと宴の始まりをここに顕そう 孤独の道? 未知は暴かないと何の価値もないよ 怯えるから勝ち目が無くなるのさ
笑っていけば良い 泣いていけば良い 全ては氷点下の中に咲く向日葵が知っている 今しか無いんだ いつだって 僕達はいつも窮地に立たされているが 繋がれるだろう
そんな時代でも遺伝子の詭弁は死のプログラムを隠している それでも生きていこうか たとえ穢れても
カウントダウンは止まらないが まだ終わらんよと尊敬している先生も宣う 全てのカルマにケリをつけようじゃないか血戦のDecember