Destroyer
詩界の破壊者 全てを消し去る覚悟も錯誤 そんな大物じゃないってさ わかっているよ あの日死んでいれば変わったかもしれないが そのどの日が死に損ねたのかがわからないくらい自分を叩いてイジメて壊してきた
泉で沐浴してるエルフも昨晩は乱れてたんだ 欲は無くならないから故のDestroy 自分だけそっと消え去れば後は骨にされるだけ 他人はなーんも変わりません
ここからどこまで行けるのだろう 後ろにも前にも道は無さそうだ 創作ってのはそんなものだよね 不確定とアイデアのイデア
詩は鬱憤の捌け口じゃないんだけどなぁと自嘲 馬鹿が登場 踏んでる韻も大地も草 ばかり生えていて逆に気持ち良いか
結局 僕が壊せるのは五回目の語り部の歴史と詩の墓の系譜のみなんだろうな 僕の作品はそれしかないんだから それを幸福だと喜べるから罪を犯さないで済んでいるんだろう
余地が足りないと泣いたあの夜に 君は女神のように優しく僕を抱いた だから生まれてきて良かったと思えた それだけで平和ってとても素晴らしいと思える
もう何も壊さなくて良いんだよ 君には君の生き方があるとは思うけれどあまり無茶したり自分を責めないでね 僕もそう出来たら良いのにな 荒ぶっちゃう性分なんだよね
世界の条理を覆したがる歌が鳴り響く都会で僕達は常に試されている 生きたがりの僕は界隈に跋扈するアサシンに怯える 常に首にナイフを突き立てられているようで冷や汗をかくばかりだ
だからそのボタンを押すな その配線の青も赤も切るな 安心を貪れば守りたいものばかり 破壊するのではなく創造するのが主のご意思って事かもな