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Grave of My Poetry  作者: 敬愛
イリュージョン
149/494

詩骸

先の事なんてどうでもいいやって思った それを明礬水で感熱紙に遺言として認めた 炙り出すと当然真っ黒になった それが僕の未来かもしれないな


夜に潜む臆病者にいつしかなっていた それでも朝には起床しなきゃならないんだけど 昔から闇属性だったかと言えば10代の生活リズムもそんな感じだったか 


もう取り戻せない 取り返しがつかない時間がただ流れた それでも新たなる1歩を踏み出さなきゃな まだ生きているから 半死半生だけど


クラっと酩酊してたのも昔 自分をクラッシュしたかったんだろう 今は栄枯盛衰だな それをヒシヒシと感じるけれどあんまり焦らないでマイペースで粛々と終わりへと 始まりの理由を探しながら


決して平和とは言えないニュースが頻繁に耳に目に入る 僕達の生き方は映画で教わるもんじゃないよ 君自身が 僕自身が決める それが 自由なんだよな 束縛をふりきって討幕を狙う不埒な輩が僕なのだ


戦いから逃げたらたぶん辛くなるよ 苦しいと思うけれど 辛苦をシンクするのはよくある事なんだ リングのようにアクセサリーにしちゃえば良いよ 最期にめっちゃ輝くから


自害して詩骸となれたら良かった10年前 死に損ねたから生きよっかって笑える きっと確かなもんなんて人間に知覚する事なんて出来なくて 彰晃の馬鹿の妄想みたいに意味すらも無いんだ


死屍累々の記憶の中で自分の骸の顔 姿 場面 観客に思いを馳せる時めっちゃ怖くなる せめて人間らしく死にたい そんな今日の陽も暮れていく秋 


もう少しやらせて下さい 僕の情熱がまた会う日までには君の凍った心を融かす そんな人になれたら良いのに時間が足りねえや 


浅い眠りでも素敵な夢を見てね 眠たくないならテレビでも視てなさい そのうち自分の訃報がニュースになる ってくらい偉い人はね 

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