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Grave of My Poetry  作者: 敬愛
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Dlowing Rainbow

女心と秋の空 さっきまで雷雨だったのが急に止んで 虹が降り注いだ その七色の美しさに僕は心を痛めた ずぶ濡れで家に帰る途中 もう一度 空を見上げたら 雲は霧消してやっぱり虹が降り注いでいて僕はさすがに心を奪われた 


北の大地は冬には雨じゃなくて雪が降るから虹は視えないと思うと感慨深くなってみんなもこの虹を見ているのかな どんな気持ちでどこで何をしているんだろうなとか いろいろ考えちゃったんだ


否定と拒絶で僕達が得たものって何だろう? ただの空しいゆめまぼろしだったか でも過去を否定しちゃったら僕達の戦いの歴史は無駄になっちゃうから 今と過去に理由づけをする そうすれば未来に少し確信を持てる気がして


大人になれば 大人になればってガキの頃よく思ってた でも実際 大人になっても何も変わらなかった 相変わらず無力のままだ それに泣くから下を向いて歩くんだろう でも1人だって何かやれるはずだって信じれば良いさ 頑張れば報われる そんな戯言でもすがりたい


この時期になると3年前に別れた彼女から 風邪 引いてませんかってメールが来る おいおい別れ話を切り出したのはお前だろって 少し微笑んで また歩き出せる たぶん虹は僕達の汗や涙で出来ている だからあんなに美しいんじゃないかな? 


季節も思考も堂々巡り それでも明日には1歩前に進んでいるはずだ 視たくないか? 未来を そんな大げさじゃなくてもそろそろ月末のボーナスで給料袋がいつもより分厚いだけでめっちゃ嬉しくて彼女と食事でも行きたくなるだろ? 


今 この一瞬 世界にDlowing Rainbow 祝福と希望の歌は決して鳴り止まない 小さな喜びを探して歩こう 昨日の自分に負けないようにな 今日 上を向いて空を見上げられるように

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