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Grave of My Poetry  作者: 敬愛
ペイシェント
120/489

咎人、闇落ちす

悔しくて噛み締めた唇 鉄の味がする血を性欲処理器に吐き出した 吐き捨てろ 言葉を どうせ伝わらねえなら詩をしたためるか歌にしろ 


ビルディングのテナントオフィスのパソコンが熱暴走で爆発して吹き飛んでついでに砕けた硝子が地面にばら撒かれた そんなテロリストみたいな詩を書きたいけれどまるで裸の王様だからあっちがてんで使い物にならない ロックしたキーワードも開錠出来ない


何が出来るのか 僕は何者なんだ みんな咎人なんだよみたいに神様気取りで言う奴の言いなりになってはいけない事だけ分かってる でも 僕は次 誰を裏切るんだろう? その好機を狙っているペテン師は元々誰も信じていなくて 深夜のアニメーションの世界が全てだみたいに虚無ってその延長線上に今も青春はあるのかもしれない


何もしないで金がジャブジャブ入って来たら魔都に移住してシャブでもやりたいくらいだよ 刺激が全然足りねえ 遅すぎる鼓動では死んじゃうのに諦めながらタバコふかしてる 昔から咎人だった? まぁそうかもな ルールなんて守った事はたったの1度たりとも無かった でも今は衣食足りてモラル守って自分守って己をつまらなくしている それは 大罪だ 怠惰というね


壁の薄い家の中で暖炉の薪が燃えている パチパチパチと拍手みたいな音を立てて そこで僕は生きたがりの歌のアレンジを大声で歌ってた 近所から苦情が来た そいつを殴り殺すのが自由か? つまり自由とは罪の片棒担ぎの暇人をやる事なんだ


ここで嘘松くんになるわけにはいかない 全砲門開放 一斉発射で世界を破壊する 


ノヴァに憧れていた頃の僕が唯一美しい心を持ち合わせていたけど 時は過ぎ去るから星も古び 詐欺師は鷺を撃ち堕とす事でストレス解消して気持ち良くなってる とかそこまで罪深くもないしそんな兵器も持ってないからさ 大丈夫 平気だよ 


自分を含め誰も殺さず自然に任せて土に還れば永遠の闇だ 今 鬱っぽかろうとノイローゼだろうと全部消える 僕は行けるのか 


後進に道を譲るつもりは無いからまたマスク着用 垂れ目は隠せぬので人を睨みつけもう帰る家も無いわ 


さっさと夢を諦めて 胸に手を当て呆れられるまで従順な子羊のように祈る 咎人ですが天国へ行かせて下さいと 通ずるかな? ダメなら神を殺す事のみが弱い者に許される綾取りの解だ そしてその紐で聖人と魔人の首を締めろ まだ傲慢にGO 僕は刑務所の中でひたすら働くぜ

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