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Grave of My Poetry  作者: 敬愛
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ヒーローになりたい

強くある事 認め合う事 そんな簡単な事すら僕達には難しいんだがヒーローってのはどっかにはいてスーパーマンとかサンタとか


いい加減に詩は紙に書いてみろよって思うけど リスカの痕だらけで隠す為の長袖が邪魔 傷は癒える物だろうかね 体はそうだけど心は死ぬぞ 息をしろ 精一杯吸って吐いて生きるのだ


いつか痛みが欲しい時には人生残り少ないから問題無い 僕は詩を書くだけ でも難しいね 


いわゆるミュージシャンってのはコロコロ言う事変わりがち 詩人はそうじゃない 幻惑するつもりは無いけどまさかとは思うが分かり易さを信奉していないか己に聞いてご覧よ? 人生は一発勝負だぜ 僕だって汚点とダンスする毎日なんだからさ 


いつか漢詩を書いてやると豪語したからにはひたすら勉強するしか無いね みんな必死だからぶつかり合うけれどそれでもいつかは同じフィールドで公正さを確かめる攻勢に出なきゃならずそれが融和へと繋がる


とどのつまり誰がヒーローなのかはっきり決めたいだけなのよ 男限定の話だから五分五分でカップラーメン一緒に啜ろう そして踊るのさマイラバ― 今の所そんな人いないけれど歳を重ねてお年寄りになったら話しあえるからそれまでは僕はみんなの事忘れたりしないよ


正解は明快 気分次第でやっちゃいましょ? どうせいつか死ぬからって諦め顔なんだが心の奥底ではあいつまたずっこけてるよって笑う


コレステロールで日々血管が狭くなる でも反対に度量は広くなっていくんだよね 苦虫を嚙み潰したように笑えばいいさ 


人間は無力だから集まる 勿論僕個人は集まりませんよ 馬鹿騒ぎには飽き飽きの秋の夕暮れにちょっぴり頬伝う雫はお母さんが流してた血の涙よりも冷たくビックリして面影が頭に浮かびまた泣きたくなるよ


僕は1人で戦う力を有してる 群れるのは元々嫌いだ ヒーローになりたいと願えば孤独になるのは間違いない 君はどうする? 速くしろよ


僕に残された時間は結構少ないけど善人の数に比べれば多いかもという絶望的に冷めた観察方法でたまに幻覚で蝶を見るよ 空を飛べたらななんてさ陳腐でチープな感傷 青い春を再び燃やす為に我が家は暖炉に4人で薪をくべてパーティーするけどイベントは嫌いさ さあ出掛けよう 世界を見るために 知るために ヒロインがいない物語でヒーローになるのは難しいけどね

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