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326.【現世】検査結果 5 ・ 3月 (閃輝暗点)

本日は物語はお休みで、エッセイになります。


五回目の血液検査です。


前回のエッセイ部分294話【現世】(ターニングポイント)では体重が増えてましたよね。


75.3kg→75.9kg でプラス600g。

それでワタクシは運動自体は増やさず(続かないから)この3月半ばから週に三回、ぶらぶらお散歩→ひと駅ウォーキングを開始いたしまして、今回三月末の血液検査。


体重75.9kg→75.3kg


もどったー!

戻ったんですよ~体重。

ウォーキングは全身運動。

特に腕を大きくふるとか、早足で競歩みたいに歩く、とかでもなく、ただ歩いていただけだけど、運動になってたんですね!


ただし、体重下がれど、血糖値は上がっていました。


血糖値124→132mg

HbA1c6.2%→6.6%


んがっ!!

間に合わせで体重は戻しましたが、体の中は誤魔化しきかず、影響出てました。

これはまた気を引き締めていかねばなりません。


仕事を普通にしながらウォーキングって、きついですよね。

この頃 巷では新型コロナの影響もありましてですね、ワタクシの仕事は暇になってきてしまってたんですよ。


なので、体力がそこそこ残ってました。

だから歩けていたんだと思います。


自分の基礎体温が下がっているのに気づけたのも、会社で毎日体温を記入しなきゃいけなかったからなんです。


人生、何がきっかけになるかわかりませんね。


HbA1cがあがっていたのは正直ショックでした。

神(医者)も「以前に比べれば随分良くなっていますから」と言ってはくれましたが、ちょっと残念そうな顔をしていました。

ごめんよ。


そして、もうひとつ。

最近、気になることがありました。


目におかしなものが見えるんです。

瞳に小さな光の点が見えたかと思うと、徐々に大きく広がり、稲妻のようなものが見える。

暫くするとおさまるのですが、その間はビカビカ光っていて、視界が悪い。


これにはじめて遭遇したのは、お出掛け帰りに電車に座った瞬間でした。

目がチカチカして、目眩かな?と思ったんです。

でも貧血じゃなさそうだし、具合も悪くない。


その時は低血糖の症状かと思い(←低血糖なったことないからわからなかった)糖尿の薬と一緒にもらったブドウ糖のタブレットを口にふくみました。


電車から降りる頃には治っていたので、ほんの10分くらいのことでした。


神(医者)に相談したら、低血糖ではなく『光視症』もしくは『閃輝暗点』ではないかと言われました。


「目をつぶってもその光は見えますか?」


「見えます」


「虫が飛んでいるような黒い点が見えますか?」


「みえません」


虫や糸屑みたいな黒いのが見えるのを飛蚊症(ひぶんしょう)というらしい。

加齢でおこることもあるが、『光視症』の人にもみられるそうだ。


「では、その光がおさまった後に吐き気や頭痛がしますか?」


「いえ、まったく」


『閃輝暗点』は、光がおさまったあと 激しい頭痛にみまわれるらしいが、ワタクシにはなかった。


「視界だけですか。お酒、のみませんでしたよね?ストレスですかね~」


どちらかはわからないが、こわいな。


「『光視症』だと網膜剥離の恐れがありますから、眼科で診てもらった方がいいでしょう『閃輝暗点』の症状が頻繁に起こるようなら大きな病院でMRIで診てもらった方がいいでしょうね」


どちらにしろ、別の神殿(病院)に行く必要がありそうだ。


『光視症』だったら、失明する恐れあり!と言われちゃ、怖いから速攻で眼科に行きましたよ。

だって、『目』ですよ?

物語の2話目で話にだした糖尿病の合併症、「しめじ」の話し。

しめじの「め」は『め→眼』網膜症の事だ。


いーやー!!

たすけて!女神様!!


あ、眼科の神は女神様(おばあちゃん先生)なんです。


女神様にやってもらったのは

眼底検査(目の血管に異常がないか調べる)

眼圧検査(眼球の内圧を検査して数値化する)


結果から言いますと、眼底検査では何の異常もみられず、『光視症』ではなかった。

よかった!!


ただ、ワタクシの目の構造は緑内障になりやすいらしい。

日本人は多いそうです。

眼圧に対する視神経の抵抗力が弱いとおこる緑内障。

『正常眼圧緑内障』


(緑内障は、眼圧が高くなることによって、視神経が圧迫され、視野(見える範囲)が狭くなったり、部分的に見えなくなったりする病気です)


眼圧検査の数値はギリギリセーフといった感じで、緑内障に関しては今後経過を見ましょうと言われた。

年に一度くらいは検査してね、と。

これ以上眼圧が高くなったら目薬で治療した方がよいそうです。


折角なので、 見え方の検査もしてもらいましたよ。

視野検査ですね。


視野検査をすると、正面をむいたままでどれくらいの範囲まで見えているかを知ることが出来る。


検査は片目ずつ。

小さな穴がいくつも空いている箱に顔を突っ込んで、正面をみたまま穴が光ったらボタンを押すという、ゲームみたいなものだった。


結果の紙を見せてもらったら、集中して二ヶ所だけボタンが押せていないところがあった。


もしや、なにか、問題が!?と思ったら、そこは『盲点』で、見えなくて当たり前だそうだ。

びっくりした。

『盲点』か。

『盲点』って、本当に存在していたんですね~


ということで、目は老化で視力が落ちていること以外は正常でしたよ。


ということは、あの光は目じゃなくて脳の異常なのか?


もうひとつの候補であった『閃輝暗点』


症状としては、突然視野の真ん中あたりにきらきらした点が現れ、ギザギザした光の波が拡がっていく。

10-20分くらいでギザギザはなくなることが多い。

その症状は目を閉じていても見え、症状が治まったあと片頭痛が起こることが多い。

頭が重い程度から吐き気・嘔吐を起こすこともあり、大体1日位で収まる。


中年で閃輝暗点だけで片頭痛が起こらない場合、まれに脳梗塞・一過性の脳循環障害のこともあるので、頻回に起こるようならMRIを受けてみたほうがよいとか。


『閃輝暗点』が起こる要因は、頭の脳の、物を見る中枢といわれる部分の血管が収縮し、一時的に血の流れが変化するためと考えられている。


原因としては目の使いすぎ、寝不足や寝過ぎ、ストレス、更年期、アルコール、カフェイン、タバコ、チーズ、チョコなどのとりすぎ。


原因、、思い当たる節がワタクシにはあった。

カフェイン、チーズ、チョコは食べているが、適量は守っている。


では何か?


タバコだ。


神(医者)に怒られるのが嫌で言わなかったが、タバコの本数が増えていたのだ。


糖質制限はうまくいっている。

間食もほぼしていない。

そのせいか、口寂しくて つい吸ってしまうのだ。

今までは1日一箱で収まっていたのが、1日二箱。

マズいなぁとは思っていたが、なかなかやめられない。


閃輝暗点の治療法は、ない とのことで、原因と思われるものを見つけて避けるしかないのだ。


うう、、一箱に、おさめます。なるべく。


目のほうは直接糖尿病とは関係なかったけれど、良い年をしてくると 総合的な体のメンテナンスは必要ですね。





【血液検査5回目まとめ】


体重 80→78.7→78.2kg→(77.2kg)→76.8kg→76.3kg→75.9kg→75.3kg

血糖値 158→147→138→124→132mg

HbA1c 8.6→8.3→6.8→6.2→6.6%


食後のかかとあげ

ウォーキング週に三回

タバコは1日一箱まで!


また二週間、がんばります。

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― 新着の感想 ―
[良い点] いつも勉強になります。でも今回は年齢的に近いワタクシも、もしやこれはとドキドキして読みました。 本当に詳しく書かれていらっしゃるので、大変学びになります! [一言] 目に映る光。私もありま…
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