284.【現世】和菓子 VS 洋菓子
和菓子は洋菓子と比べてヘルシー、というイメージありますよね。
バターたっぷり、ミルクたっぷり洋菓子は確かに高カロリー。
しかし、糖質はというと、実は和菓子の方が高いんです。
和菓子のベースとなる粉は、もち粉、上新粉、くず粉、米粉など、いろいろなでんぷん質の粉。
餅って、砂糖を入れると固くならないですよね?
だから大福、求肥、白玉などの餅系の和菓子には、ボソボソにならないように大量の糖質がつかわれているんです。
和菓子に欠かせないあんに使われるインゲン豆、枝豆、粟、などは炭水化物量が高めです。
あんはそれに大量に砂糖を加えて作ります。
小豆は一般的に糖尿病にいいとされていますよね。
小豆汁をお茶がわりに飲んでたら治った!と豪語する人もいるくらい。
ただし、小豆で作ったあんこにも、やはり大量の砂糖が……
あんこには、つぶあんとこしあんがありますが、食べるならつぶ餡をオススメします。
滑らかな舌触りのこしあんは、小豆の皮が取り除かれている分、でんぷん質の割合が高く、つぶあんに比べて血糖値を上げちゃうんです。
これをふまえると、クリーム白玉ぜんざいとかって、糖質モリモリですね。コワイ。
お煎餅も和菓子の仲間(?)ですが、お煎餅はうるち米、おかきやあられには餅米でつくられてるから、ご飯を食べるのとかわらず、血糖値を急激に上昇させてしまいます。
砂糖と小麦粉でできているまんじゅうやかりんとう、どら焼き、たい焼きなんかは、言うもながですね。
こうしてみると、和菓子はお米や小麦粉、砂糖をたっぷり使ったものが多いのです。
そしてシンプルなだけにストレートに体に吸収されやすい。
″そんなの洋菓子も一緒でしょ?″
はい、その通り。
″小麦粉、ミルク、バターたっぷりな分、余計によくないんじゃない?″
始めに言った通り、糖質だけ見ると 洋菓子の方が低かったりするんですよ~意外ですよね。
洋菓子は他のもので風味や甘味を感じられる分、砂糖の量が少なくすんでいるんです。
バターや卵が混じっている洋菓子は、血糖値は急激に上がるものの、下がるときは少し緩やかになります。対してシンプルな和菓子は、上がるときも下がるときも急激。
俗に言う『血糖値スパイク』です。
代表的な和菓子・洋菓子のいくつかの100g当たりの糖質量で比較してみると、
【和菓子】
あられ 82.7g
かりんとう 75.0g
せんべい 82.0g
干しいも 66.0g
カステラ62.6g
もなか 62.5g
甘納豆 62.0g
まんじゅう 60.3g
大福もち 53g
どら焼き 55.7g
たい焼き 46.6g
桜もち 45g
串団子 44g
水ようかん 40g
わらびもち 26.2g
寒天 0g
【洋菓子】
クッキー 61.3g
チョコレート 55g
ショートケーキ 43.0g
ドーナツ 42.4g
アップルパイ 31.4g
シュークリーム 25g
チレアーズケーキ 22g
チーズケーキ 15.1g
プリン 20g
コーヒーゼリー 19.6g
ティラミス 16.9g
100gであわせると、私が使っているアプリの情報だとこうなります。
比較のために100gで合わせましたが、甘納豆とかせいぜい30gくらいしか食べませんし、煎餅は二枚で15gくらい、たい焼きも一個70gくらいですので、一人分となると変動します。
【和菓子】
どら焼(1個) 55.6g
カステラ (1切) 31.3g
ようかん(1切) 33.5g
みたらし団子 (1串) 26.9g
芋けんぴ(約1食分) 27.5g
さくら餅(1個) 22.2g
せんべい(1枚) 8.6g
【洋菓子】
ショートケーキ (1個) 43.0g
ベイクドチーズケーキ (1個) 23.1g
アップルパイ (1片) 31.4g
シュークリーム (1個) 15.2g
プリン(1個) 14.7g
コーヒーゼリー(1個)10.4g
クッキー(一枚) 5.6g
チョコレート(1片)2.5g
全部ではありませんが、こんな感じで変動します。
こちらはいつもお借りしているロカボ協会さんの情報です。
食べるときに表示で糖質量確認してください。
このとおり、全体的に、和菓子よりも洋菓子のほうが糖質は少なかったりするんですよね。
洋菓子の中でも、皮やスポンジといった「小麦粉などの粉もの」が使用されているものは糖質やカロリーもその分多くなりますが、シュークリームやプリンなどの「たまご」「チーズ」などを使用しているものは、たんぱく質をも含んでいますし、
クリームが主体の洋菓子では糖質量は少なくなっています。
結局どっちもだめじゃん?
まあ、そうなんですが食べたいじゃないですか!!
【和菓子】
脂肪分が少なく低カロリーだが糖質多め
和菓子は糖分が中心で、油脂類をあまり使わないため、甘さのわりにはカロリーが控えめ。
食物繊維を含んでヘルシー
↓
糖質制限ダイエットには向かない
【洋菓子】
バターや生クリーム、チョコレートを多く使う洋菓子は、糖質は比較的少ないが、脂質を多く含んでいるし、カロリーが高め。
脂肪+糖質は体脂肪になりやすい組み合わせだが、血糖値が下がるときは緩やか。
↓
カロリー計算ダイエットには向かない
こんなところでしょう。
ロカボダイエットに和菓子否定的に書いてしまいましたが、いいところも勿論あります。
あんこや芋が主体の和菓子は食物繊維を多く含んでいます。
食物繊維、大事ですよ。
ちなみにあんこは白餡の方が食物繊維は多めです。
寒天系の和菓子もいいですね。
海草からつくられているから驚異の糖質0!!
かける蜜の量を自分で調節出来ます。
チョコをちょこっと食べるように(失礼)煎餅一枚とかなら許容範囲!
一枚で済めばですが(^_^;)
今は糖質をおさえたロカボスイーツが和菓子も洋菓子も沢山出てますからね。
我慢の効かないワタクシは、活用させていただいてますよ~
ちなみに今は糖質制限11.5gのあんバターサンドにはまってます。
今日のお話し、ダイエット中に甘いものを食べたくなった時に ちょっぴり思い出してみて下さいな(*^ω^)




