第1話、たりない3人
〜まともなはじめにver.〜
まず、ブーン系を知らない方へ、ブーン系は( ^ω^)←このような2ch生まれのキャラクター達が出てくる物語です。
2014年ほどまで多くの書き手が存在しており、そのジャンルはシリアス、ギャグ、ホラー、ハードボイルドetc…と多岐にわたるものです。それを念頭にどうぞお読みください。
私はブーン系がそれはそれは好きで好きでたまらず、1つ読んでは「ブーン系を書きたい!!」なんていう想像ばかりしていました。
キャラクターたちがそれぞれの個性を元に(そうでないものもあります)進められる物語はほとんどが名作です。あなたも全部読みましょう。(巧妙なステマ)
この小説はネットの文化を支えてきました。あなたも(´・ω・`)こんなの見たことあるのではないでしょうか。
しかし、最近ブーン系は見られなくなり、やる夫やなんJなどが中心を占め、衰退しつつあります。
そこで私は思ったのです「なろうの人達にもブーン系を知ってもらおう」と。そうすればまたブームが再燃し、素晴らしい書き手が生まれ、新しい物語が生まれるはずです。
自分は、文才もボキャも発想もありません。
ただブーン系が好きだから、それを知ってもらいたいから。
知ってもらいたいのが前提ですが、もちろん自分で書きたいものを書きます。
日常と能力バトルものの真ん中という、商業誌では打ち切り、つきぬけるような内容になりそうです。
しかし、ある種の安定感は出ているはずで、また、細かいネタも仕込んでいるので、好きな人は好きなはずです(たぶん)。
酷評をされるだけ表現が上手くなり、好評をされるだけ内容を練りまくるタイプなので、よければコメントお願いします。
〜バーボンハウスver.〜
やあようこそ。 このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。
うん、小説の投稿は「初」なんだ。済まない。
最初は誰でも初心者って言うしね、至らないところがあっても謝って許してもらおうとは思っていない。
でも、このスレタイを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない「興味」みたいなものを感じて押してくれたんだと思う。
僕はその期待に答えられるのかはわからない。
幼稚な文章、キャラのおかしな言動、それに矛盾や、いわゆるクサいセリフの数々。
何人もの人が、読んではつまらないと言い、去って行くと思う。
けど僕はそれでも読んでくれる人たちの中で、1人だけでも楽しんでくれる人が出ることを願ってるんだ。
いつも忙しくてどこか孤独で。殺伐としたこの世の中で、 少しぐらい頭をカラにできて、楽しめるものがあったら良いよね。
そう思って、この小説を投稿したんだ。
それじゃあ、注文を聞こうか
ここは日本、vip市
1900年代終盤から突如超能力者が産まれるようになった。
原因は判明していないが、その当時
ある悲観主義者は言った「日本はもう終わりだ」
ある楽観主義者は言った「便利な世の中になる」
ある宗教家は言った「神が遣わした天使で、今、断罪の時なのだ」
・・・どれも当てはまらなかったけど
日本は平和なままだった。なぜなら、超能力者は人口の0.01パーセント未満であり、そのほとんどが大規模に使えるのか微妙な能力だったからだ。
悪事に使えばその能力の痕跡が決定的証拠になる。
対超能力持ちの犯罪者用の民間企業だってある。
この少年は内藤ホライゾン、あだ名はブーン、いかにも人の良さそうな顔をしていて、やや肥満ともとれるような体型をしている。
( ^ω^)「おっお、今日もいい天気だお。ドクオはいっつも、今日が終末。みたいな顔だお」
('A`)「うっせぇ、地顔だから仕方ねぇよ。マンドクセ」
ブーンの明るさとは対照的な暗さと細さのこの少年、鬱田ドクオは生気の抜けた表情で答える。幼馴染の2人は木枯らしの吹く街中を歩いていた。
( ^ω^)「そんなことだから彼女・・・よく考えたらブーンもいなかったお。正直スマンカッタお」
('A`)「お前にはツンがいるだろ?」
( ^ω^)「~~~ッ!?どうしてわかったんだお?? 」
('A`)「・・・むしろ気づいて無いのツンだけぞ」
( ;^ω^)「そうだったのかお。けど、ツンはブーンが告白しても絶対断るお・・・」
('A`)「一回言ってみればいけr、おっと」
ξ゜⊿゜)ξ「あんた達なんの話してんのよ、待ち合わせに来るの遅すぎ! 」
( ^ω^)「おっお、ごめんだお、ツン」
金色で綺麗な巻き髪の、それに劣らない美しさをもつ彼女の名はデレ・ツン、生粋の日本人であるが、金髪は地毛である。なんで?
彼女もブーンとドクオの幼馴染、幼稚園の頃からの仲である。
一見普通の三人組だが、周りと違うのは三人とも超能力者ということだ。
( ^ω^)「おっお、ドクオの家の屋根から、ドクオが飛び降りてきたから驚き過ぎて"固定"できなかったお」
('A`)「全く、ブーンはもっとしっかりしろよな、おれが能力使ってなかったらおれ死んでたぜ」
ξ゜⊿゜)ξ「ふーん、死んだ方が社会のためになるんじゃないの?あ、ブーン凄い寝癖ついてる、直してあげるね。はい"パーフェクト・クイーン"」
('A`)「鬱だ死のう…っていうかツンずるいぞ、能力名おれも言いたい!!! 」
( ^ω^)「おっお、使わないんだからいう必要ないお 」
ξ゜⊿゜)ξ「・・・男ってほんとバカ。よし、ブーン、カッコよくなったわよ」
三人はしばしの談笑ののち、ツンの"髪を操る"能力によりブーンの髪のセットがおわる。
( ^ω^)「おっお、ありがとうだおツン、じゃあ買い物でも行くかお、そのあとツンの家で鍋でもやるお」
('A`)「荷物持ちマンドクセ」
三人は楽しそうに買い物へ向かう。
街頭テレビ「緊急速報でs・・・」
~ツンの家にて~
( ^ω^)「おっお、鍋美味しいお、コタツ最高だお!」
ξ゜⊿゜)ξ「はいはい、がっつかないがっつかない。ブーン、あとからこの絵を壁に"固定"しといて」
('A`)「なんでさっきから、おれのアサリだけ砂が入ってるんだ、鬱だ死のう・・・」
( ^ω^)「テレビでも見るお!・・・また殺人事件かお、超能力者が連続して殺されてるっていうのは恐ろしいお」
ξ゜⊿゜)ξ「どういう理由でそんなことするのかしら、あたし達も気を付けなきゃね」
( ^ω^)「ツンはブーンが守るお! 」
ξ゜⊿゜)ξ「ば!ばか!そんなこと言われても全然キュンとしないんだから! 」
('A`)「テンプレ乙・・・ツ、ツン!やめろ!髪を・・・アーッ! 」
三人の笑い声は深夜まで続く、家の外の怪しい人物の事になど気づかず。
~夜11時~
( ^ω^)「おっお、じゃあ、ブーンとドクオは帰るお!また明日、だお!」
彡⌒ミ
('A`)「なぁ、ツン、明日はハゲ直してくれるんだよな? そうだよな? 」
ξ゜⊿゜)ξ「じゃあ、気を付けなさいよ、特にブーン! あんた家に変な人が来ても入れちゃダメよ! 」
( ^ω^)「おっお、大丈夫だお! ブーンは強いお! 」
彡⌒ミ
('A`)「ブーンの能力は意外と強いもんな」
( ^ω^)「それを言ったらドクオもだお! 」
ξ゜⊿゜)ξ「髪しか操れない私と比べればたしかにそうかもね、じゃあまた明日」
彡⌒ミ
('A`) ( ^ω^)「ばいばい(だお~)」
(??)「ブーン…お前はおれの犠牲になる…」
ニタリと顔を歪める人物、ここからが全ての始まり。
ブーンが平和を取り戻すべく、戦いに身を投じる、この物語の。
~5分後~
彡⌒ミ
('A`)「じゃあ、ブーンおれはこっちだから」
( ^ω^)「おっお、隣の家なのにあっちもこっちもないお。じゃあ、おやすみだおだお~」
~ドクオ家~
('A`)「カーチャンただいま」
J( 'ー`)し「おかえり、今日もブーン君たちと遊んで来たのかい? いい子たちだねぇ、特にブーン君は恩人だもんねぇ」
('∀`)「ああ、ほんとあいつは良いやつで、カッコよくて! おれの憧れで、もう大大大親友なんd~」
J( 'ー`)し「また始まったねぇ、ブーンくんのこと話す時が1番生き生きしてるからねぇ。」
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10年前
小学校の教室でドクオは複数のいじめっ子から囲まれていた。
('A`)「い、いやだよ! そんなことできない! 」
<ヽ`∀´>「ホルホルホル、やらないと炎であっちっちニダー! それでも良いニダ? はい、これがうちわニダ」
取り巻き「さすがニダー! かっこいい! ドクオやれよーーー!」
ガキ大将のニダーが手のひらから小さい炎の玉を出し、ドクオの顔に近づける。十人ほどのニダーの取り巻きがドクオを囲む。そんな状態のドクオは反抗できるわけもない。
('A`)「ひっ! わ、わかったやるよ! やるから許して! "ウィザウト・ミー"」
ドクオが能力を発動させる。
('A`)(ほんとにごめんなさい、ごめんなさい・・・)
ドクオが能力を発動させる。
薄い、目を凝らさなければ見えないドームがドクオを中心に広がり、ニダーの目的の女子達を入れる。
ドクオがニダーから渡された大きなうちわで下から上に扇ぐ。するとドームの中で風が下から上へと吹き、スカートを翻した。
女子達「キャー! あ! このドームはドクオでしょ! さいってー! 」
取り巻き「そうだそうだ!ドクオ土下座しろ!」
<ヽ`∀´>「謝罪と弁償を要求するニダ!とりあえずドクオはズボンを脱いでパンツ一丁ニダ!!」
クラスメイト「ぬ〜げ!ぬ〜げ!」
女子達の厳しい目線と非難の声、そしてニダー達達はニヤニヤとドクオに迫る。
この教室にドクオの味方は誰もいない
('A`)「鬱だ死のう…」
<ヽ`∀´>「ホルホルホルホル、計画通り、ニダ!」
<ヽ`∀´>「ニダーは誰にも止められない赤のモンスターニダ!」
ゼェゼェと息を切らしながら教室にブーンとツンが駆け込む!
( ^ω^)「はぁはぁ、間に合ったお! 女子達、止めるお! ドクオは悪くないお! 悪いのはあのニダーだお! 」
ξ゜⊿゜)ξ「そうよ! ドクオは悪くないわ! いっつもドクオ嫌がらせされてるのみんな知ってるでしょ! 」
ドクオが置かれている状況を耳にし駆けつけたブーンとツンがドクオを擁護する。
女子達「え! そうなの? ニダーってイジメばっかり! かっこ悪い! 私は最初からわかってたけどね〜」
ニダーは思わぬ形成逆転にうろたえながらも、大きく舌打ちをし、ブーンをにらみつける。
<ヽ;;`∀´>「に、ニダ! く、クソ! 取り巻き! 行けニダ! 」
( ^ω^)「おっお、今回は本気でいかせてもらうお。"ポップ・ライフ"!」
ブーンが取り巻きの間を、ニダーのところに向かい走りながら、1人1人触る。すると取り巻きの触られた、手なら手が、足なら足がその場に固定される。ブーンの能力は手で触れた物をその場に固定する能力だ。
<ヽ`∀´>「うぅ~! 相変わらずめんどくさい能力ニダ! けど触られ無ければ問題なしニダよ! 食らうニダ! "レッド・マジック"!」
ニダーが手のひらから火の玉を次々に生み出しブーンに投げつける。
(; ^ω^)「おっお炎の玉も固定すれば・・・うわわ多すぎるお! 対応しきれないお! ちょっと! ツンさん! 助けてくれお! 」
ξ゜⊿゜)ξ「髪が焦げるのは嫌なんだけど、ブーンの頼みなら仕方ないわねぇ、"パーフェクト・クイーン"! 」
ツンの金髪が多く、そして長くなる。まるで植物のツタのように絡まり合い、いや、木といった方が正しいだろうか、炎の玉を弾き飛ばしながらニダーに激突する。
<ヽ`∀´>「ニダーーー!! 」
ニダーは壁に叩きつけられ、炎の玉は生み出せない。もちろんその隙をブーンが見逃すはずもなく。
( ^ω^)「ニダー、タッチ! だお~」ニヤニヤ
<ヽ`∀´>「に、ニダー! 頭しか動かせないニダ! や、やめろ! 固定を解除するニダ!」
( ^ω^)「ニダーはドクオがやめろって言ったらやめたかお? そういう事だから、ツンさんお願いしますお~」
ξ゜⊿゜)ξ「はいはい、"パーフェクト・クイーン"! ニダーなんかに触りたくないけど。死んだドクオの仇だからね」
Σ('A`)(・・・死んだ!? )
ツンがニダーに触ると、ニダーの髪がどんどん後退していき・・・
彡 ⌒ ミ
<ヽ`∀´>「に、にだぁぁぁあああ! 覚えとけニダー!! 」
( ^ω^)「はい、固定解除だお」
もんどり打って、逃げていくニダーとその取り巻きを傍目に、ブーンがドクオに笑いかける。
( ^ω^)「ドクオ、もう、大丈夫。だお」ニッコリ
(:A;)「ブーーーーン!おれ!おれ!うわぁぁあ!ありがとう!ありがとう!」
ドクオはこの日の事を忘れない。
そして、ドクオがイジメられる度にブーンは助けてくれた。
これはブーンとの大切な思い出の1つだ。
自分の大親友、そしていつもイジメられた自分を助けてくれた大恩人。
('A`)(もしいつか、いつか、ブーンを助けることができるならおれは・・・)
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第1話終了