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序章 記録の果て

序章は物語自体は進みませんが、合間合間でこんな感じの孫目線を書いていく予定です。

祖父の葬式が終わり、自由になったレンテは祖父から亡くなる直前に貰った小さな鍵を村外れの祠で使ってみることにした。


その場所は祖父と祖母しか入れず、何があるのか全く窺い知れなかった。

あの厳格だった祖父が自分に何を残したのか?お金だろうか?いや、若い頃は腕っぷしの強さで活躍していたとか言われている祖父のことだ、財宝とか、もしかしたら伝説の剣だったりするかもしれない。


そんな期待を抱きながら祠の扉を開ける。当然辺りは暗く一見何も見えない。

それを予想していたレンテは持参したランプに火を灯して改めて周りを見渡すと


「なんだこれ?」


思わずそんな声がでた。祠らしく中央に存在する祭壇は納得出来る。問題はその隣に一つポツンとある巨大な本棚だ。当然その中は本でびっしり埋められてはいる。


「まさか、これだけとか言わないよね?」


レンテはたいして広くもない祠の中をすみずみまでランプで照らし捜索するも、期待していたものは何一つ存在しなかった。


レンテは若干拍子抜けしながら本棚の前に戻ってくる。そもそも財宝などのはずがない、それなら自分ではなく息子であるレンテの父に渡せばいいではないかと自分を納得させながら。


レンテは右上の端の本の初めのページを開きランプで照らしてみた。

そこには見慣れた祖父の字でこう書き出されていた。


『自分程敗北の多い人生を送った者はいないだろう』


それは、祖父の人生の記録であった・・・



ファンタジーとは一体・・

次から本格始動です!

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