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5話 魔力

教室に入り座る場所は決めて良いとのことで後ろの席に座ることになりました。

それは、観察出来るからです。

ちなみに机の数は8人の生徒にたいして30個ぐらいあるでしょうか。

後、私の横はボンドエルです。


「お嬢様、どうなさりますか?学校やめることも出来ますが・・・」

「どうっていわれても…。ぎりぎりまで潜伏するにきまってるでしょ!せっかく転生したんだから」

「…分かりました」

「よし、席は決まったな。魔力の診断結果を発表するよ」

「「「はい」」」

キタキタキタキタ

エリオーヌの魔法は魔力道具の力だから種類は分かんないですよねぇ…

「まず、エルワン・ブレイヤ。魔力74、風」

「ひゃい!」

「次はジャン・ベルナード・ポニーツェール。魔力76、植物」

「はい」

「ジル・ブランシュト。魔力81、炎」

「ウィッス」

「シリル・ベスト・ワーズ。魔力83、氷」

「はいはい」

「コグアナ・アベル。魔力88、雷」

「ん」

「メディー・ボンドエル。魔力89、土」

「分かりました」

「ボリー・マリー・ジョルジュ。魔力95、癒」

「は、はいぃ!」

「最後は、ルシアナ・エリオーヌ。魔力98、念、水」

「え?あっはい!」

ん?ん?ん!?待て待て待て待て待て!!!待って下さい!!

魔力高すぎじゃありませんか!?しかも、二種類!?ええええええええええええ!?

うわーーー!最悪ですよ…

「では、それぞれの魔法書を渡す。さっき言った順に来い」

「「「「「はい」」」」」」

んー…どうしましょう。ものすごく困りましたわ。

はぁぁぁ…

そして魔法書重たいですわ

一冊5cmはありますわ。しかも二冊とか重たいわっ!



「よし、全員持ったな。。寮生活の者はこちらに移る用意をするから今から用意してね」

「「「はい」」」

「では、解散」

忘れておりましたわ。魔力が強い人は魔法が暴走したとき対処できるように校内にある部屋に移るんでしたわ。

二人一部屋だから主人公と同じはずですわね。

「エリオーヌ、準備しようか」

「えぇ…。そうね」

「というか、高すぎないか?」

「えぇ…。そうね」

「エリオーヌ聞いてる?」

「えぇ…。そうね」

「・・・」

「エ、エエリオーヌさ、さ、さん」

「えぇ…。そうね」

「へっ?」

「エリオーヌ、エリオーヌ」

「!んぁ。何?」

「ボローレ・マリー・ジョルジュさん」

「は、はじめましてっ!同じ部屋なので挨拶に…!ま、ま、マリーってよんで下さい」

「分かったわ、よろしくマリー。なら、私のことはエリオーヌってよんで」

「は、はい!」

ふっ…可愛いな。癒しだわ。顔を真っ赤にさせてオロオロしてまるで小動物のよう…

私と正反対だわ…。

さすが、主人公・・・!お胸様がでかい・・・。スタイルもよくてかわいらしい。完璧じやゃないですかー。私はショタ担当ですけれど性格最悪女とスタイル抜群で性格最高女の外見変えた方が良かったのではないかといつも思うんですわよね。

普通、スタイル抜群で嫌みなのが悪役じゃないのでしょうか

どっちでもいいですけど。前世の数倍は可愛いですしね。

「そういやぁ、ボンドエルってエルワン君と同部屋でしわよね?」

「あぁ、そうですよ?」

「じゃあ、様子を教えて下さい」

「はい。分かりました」

天使!エルワン君の情報ゲットだぜ!

敵になるかもしれない方の情報ですから、聞くわけであって普段の生活スタイルを知りたいわけじゃありませんからねっ!

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