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狐付き  作者: シンシンノ
1章
3/14

動物自然公園


「ん~やっぱりここはいいなぁ~。癒されるぅ~~」

「やべやっぱりライオンは迫力あるなぁ」

「マジこの犬天使じゃねぇ?このもふもふ具合連れて帰りてぇぇぇ」

「ちょwあの猿さかりすぎじゃねどんだけヤレば気が済むんだよ。」


もうお分かりかと思うが寝坊して仮病を使い学校休んだ俺がどこにいるかといえば、山の中にある『自然動物公園』である。「自然動物公園』動物がいっぱいる!!


まぁつまりは動物園です。はい。


動物が大好きで大好きでしょうがない俺は月1くらいでここに訪れる。本当はペットを飼いたかったんだけど・・・じぃちゃんが動物嫌いで飼えなかったんだよなぁ…

じぃちゃんが死んだ後も自分の事で精一杯だから買うことは諦めてる。

ライオン・犬・猫・象・猿などさまざまな動物を鑑賞しテンショウが上がった俺はいつもなら近づかないエリアに足を踏み込んでしまった。

そのエリアは…



≪キツネ≫


エリアである。キツネは嫌いだから近づかない。なんてことはなくむしろ好きだ。あの綺麗な瞳・りりしい輪郭・とんがってピーンと立ててる狐耳・そしてなによりあのボリュームのある尻尾をももふもふしたいと思わないわけないだろ?

それなのになんで近づかないかといえば…この状況を見てもらえればわかる思う。


「なぁお前たち。何がしたいの?」

俺が問いかけたのは、柵の向こうで大人しく座っているキツネ君たち。座っているだけならまだいい・・・なぜか俺の前に集まってきっちり自衛隊よろしく並んでいるんだぜ?

しかもみんな頭を下げている。意味がわからないだろ?

今日は平日っということもあり空いてるからまだいいが・・・前休日で人が多くいるときに同じ状況になった時は焦ったね。

その場を速攻で逃げたもん。

その後『自然動物公園に現れるキツネを従える謎の男』という新しい7不思議のひとつが出来上がってというのは別の話。


問いかけをしたがさすがに返事はない。返事があっても困るが・・・俺はこれ以上7不思議に尾ひれをつけさせないためにさっさとその場を後にした。

後ろから「ワワワワーーン」という大合唱が聞こえてきた。お前たち知ってたか?キツネは「コーンコーン」なんて本当は鳴かないんだぜ?



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