僕は君に素直に好きと言えないけど、ちゃんと僕は君を心から愛してるんだ!
”僕は君に素直に好きと言えないけど、ちゃんと僕は君を心から
愛してるんだ!“
どうも奥手の僕は君に素直に”スキ“と言えない。
君は凄く男性にモテるから、いつか僕じゃない男性に取られて
しまうかもしれない。
そんな不安が僕の中には何時もあるのだけど、、、。
でも面と向かって君が僕の目の前に居たら? 僕は頭が真っ白になり
上手く自分の気持ちを出せないんだよな。
一体、この君への想いをどうしたらいいんだろう。
ただ、僕が好きじゃない女の子には僕はいつもの僕で、、、。
だから僕は自分が好きじゃない女の子と何人か付き合ったんだけど、
当たり前の事だけど長続きはしなかった。
”そりゃそうだよな、好きななのはずっと君だけなんだから。“
”こんな考え方の僕はどこかおかしいんでしょうか?”
好きな女の子だから僕の些細な言葉で傷つけたくないし、
何時までもその笑顔のままでいてほしい!
僕なんかと君が居たら? 人生を狂わせてしまうかもしれない。
僕はそういう奴なんだよ。
もう誰も傷つけたくないんだ!
『”おい、市瀬!“』
『はい!』
『今からお前、○○の家に行って金目の物を取って来い!』
『えぇ!?』
『”人手がいるなら、コイツ等連れて行っていいぞ!“』
『・・・あぁ、分かりました。』
『どうした? 今日はやる気になれないか?』
『・・・い、いえ、』
『勿論! 成功したらお前達に1000万円渡すよ、報酬だ!』
『あ、ありがとうございます。』
『市瀬、お前がコイツ等全員に金を好きなように分けろ!』
『はい!』
『じゃあ、行って来い!』
『分りました!』
*
・・・僕は半年前から強盗をするようになった。
何時もお金が無く、何でもいいから仕事を探していたところ高校の先輩に
誘われてこの仕事をするようになったんだ。
予め先輩から、何処の家に行って強盗するかを聞いてから行く。
一人では出来ないから先輩が”闇バイトで見つけてきた連中を僕の手下にして
連れて行くんだよ。“
一応、”人殺しは禁止!“
ただただお金や金になる物を取るだけと決めていた。
でも? ある日、一緒に連れて行った男が家の住人とバッタリ会い、
そのまま殴り殺してしまった。
その後、警察沙汰が何台も着て大ごとになってしまう。
あれだけ”殺人は犯さないと決めていたのに......。“
直ぐに約束を破る奴がいるなんて、こんなの僕は聞いていない!
【ピーポーン】
『・・・・・・』
【ピーポーン】
『・・・・・・』
『居ないのか?』
『じゃあ、また来るか。』
『そうだな!』
・・・僕は締め切ったカーテンの隙間から窓越しに外を見ると?
警官が2人そこに居た!
警察は犯人の目星をある程度つけて僕の所に来たのだろう。
僕はまだ君に”スキ“だと伝えてもいないのにこんなところで捕まりたくない!
それなら警察に捕まる前に、せめて君に”スキと伝えたい。“
僕は必死な想いで君に会いに行く事にした。
『”ごめん、こんな時間に、、、。“』
『ううん、でもどうしたの?』
『実は僕は君の事が前から、、、。』
『おい! 市瀬、手を挙げろ!』
『えぇ!?』
『”警察だ! もう分かってるだろう。“』
『・・・は、はい、』
『い、市瀬くん?』
『・・・ごめん、』
『どういう事?』
『”市瀬は強盗犯の容疑者です!”』
『えぇ!? う、嘘だよね? 嘘なんだよね? 市瀬くん、』
『・・・ご、ごめん、』
『行くぞ!』
『はい。』
結局、僕は君に何も言えずあのまま刑務所に入ってしまった。
僕の罪なら、刑務所には3年ほど入って出て来れるらしい。
殺人を犯した奴は13年刑務所に入る事になるだろう。
まあ僕は実行犯でもないし、ただ言われてしただけなら罪は思いのほか
軽いらしいのだ。
僕をこの世界に誘った先輩は、”まだ捕まっていないらしいけど......。“
僕も先輩の事は一切、警察で話さなかったしね。
ああ、僕は刑務所から出たら真っ先に君に会いに行って今度こそは
絶対に”スキ“と伝えるよ。
君にこの想いを伝えなきゃ死ぬに死ねないじゃないか!
だから僕の気持ちを君に伝えます!
”今度こそ、僕は心から君を愛してる。“
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




