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後輩ティータイム  作者: ゆめ
第1章 先輩くんは振り回される
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同級生ちゃんと先輩くん


彼と私、山本なつきが初めて話したのは、日課となっている公園のバスケット場での早朝のシュート練習の時だった。


いつも通りに軽めのアップをして、ジャンプシュートから。


斜め45°、この角度が私が最も得意とする場所だ。


放たれたシュートは美しい放物線を描き、リングに吸い込まれていった。


「ナイスシュート」


まぬけな声だった。


バスケットコートの隅にいつの間にか居た男。


これが彼との、律との出会いだった。






_______


「なつき先輩、せんぱーい!」

後輩部員がぶんぶんと目の前で手を振り、考え事から意識がはっきりする。


「あっ、ごめん。何か用事?」


「いや、監督が呼んでたので…」


後輩部員の言う通りに監督の方を見ると、私に向かって手招きしていた。


「あっほんとだ、ありがとね。」

教えてくれた後輩に短くお礼を言う。


「なつき先輩、今日ぼーっとしてますけど大丈夫ですか?」


「ううん、全然大丈夫だよ、行ってくるね。」


部活中に気を抜いて、後輩に気を使わせてはいけないと頬を叩く。


しかし、監督に呼び出されて聞かされた話も、ボーっとしていて、全く頭に入らなかった。


理由はたぶんきっと、昨日の“あのこと“のせいだ。


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