表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
後輩ティータイム  作者: ゆめ
第2章 先輩くんを惚れさせたい
87/216

後輩ちゃんがおかしい


 今日は朝からあおがおかしい。


 朝から学校で、しかもあんなに目立つように話しかけてくるなんて、一体何のつもりだろうか?


 もう俺とあおの関係は隠すつもりはないようで、今もこうして……

「先輩、今日も購買ですか?私お腹すいてるのでパン奢ってくださいよー」

 と、うざ絡みされている。


 周囲の目線はあまり集まっていない。


 大方、俺とあおが付き合ってイチャイチャしているように思われているのだろう。


「はいはい。それと後で話があるから……」

「え?お昼一緒に食べないんですか?」


 お決まりの休憩時間のティータイムで何を企んでいるのかを問おうと思っていたが、まさかあおは俺と一緒に昼食をとる予定だったらしい。


「いや、何言ってんだよ。お前もいつも一緒に食べてる友達がいるだろ」

「別にお昼一緒に食べなかっただけで悪いとか嫌われるなんてことないと思いますけど」


 確かに。


 でも、でもなぁ………


「嫌なんですか?」

「え?」

「私とお昼を一緒に食べるの、そんなに嫌なんですか?」


 不安そうに、いや、これは恐らく計算されているであろうあざとい上目使いで俺を見てくる。


 おいおい……それは反則だろう。






 結論から言うと、俺はあおと昼食は取らなかった。理由は無い。


 散々わめかれたが、今日も仲よく男友達と昼食をとった。


 食事も終わったという事で、ぷんぷんのあおが待ち構えているであろう対二体育館へ向かった。


この作品が少しでもいいなと思ったら★★★★★と感想、ブックマークをよろしくお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ