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後輩ティータイム  作者: ゆめ
第2章 先輩くんを惚れさせたい
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前髪ちゃんが知りたかったこと


「いやーなかなか大変なことになってますなぁ」


 教室に戻ると、まどかが話しかけてきた。


 まどかも当然、噂は耳にしているようで、話題もその事だ。

 しかし、他の生徒と違い、事実を知りたがっているのではなく、単純にからかいにきている。


「これじゃ正妻のなつきが黙ってないんじゃないのー?」

「なんでなつきが正妻ってことになってんだよ……」

「え!?なつきが正妻であたしが愛人で一ノ瀬さんが新しいおもちゃじゃないの⁉」

「おいやめろ!そんなこと大声で言うな!」


 全く、まどかの親どんな教育をしたんだ……………


 呆れる反面、今日一日の質問攻めで荒くなっていた気分が落ち着いた気がする。


 恐らくまどかも俺を心配して話しかけてくれたのだろう。まどかは本当に気が利けるいい奴だ。きっと親の教育だろう。


「でさでさ、結局一ノ瀬さんとはどうなの?」

「………」


 やはりこいつも聞きたかったようだ。


「はぁ、お前なら聞かなくてもわかってるんじゃないのか?」


 俺の返答に、まどかは驚いたような顔をする。


「まぁね」


 分かってましたと言わんばかりにまどかは笑う。


「私が知りたかったのは、噂の事だけじゃないんだけどね」


 まどかは小さく呟いた。しかし、意味は分からない。


 俺が疑問に思っていると、休憩時間終了のチャイムが鳴った。


 まどかが俺の元を離れようとする。


 その前に、いたずらっぽい笑みを浮かべた。


 いやな予感………


「えー!一年生の一ノ瀬さんと付き合ってるの!?私とは遊びだったってこと!?」


まどか迫真の演技が教室に響く。


 クラス全員の視線が俺に集まった。


「勘弁してくれ………」


 俺は今日何度目かのため息をついた。


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