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後輩ティータイム  作者: ゆめ
第2章 先輩くんを惚れさせたい
82/216

先輩くんは謝罪する

短めです



「こんちには」


 こんな騒ぎなのでてっきりあおは来ないと思ったが、今日も変わりなく第二体育館前の自動販売機の前にあおは現れた。


 ミクルティーを買い、ストローを刺す。


 どうやら尾行などはされていないようで、ここには俺とあおの沈黙が流れる。


 この騒ぎについて話すか、少し迷った。

 しかし、それ以外にも特に話題が無かったので、なるべく自然に切り出すことにする。


「なんか大変なことになってるな」

「⁉…そうですね」


 どこかいつもよりも声量が小さく思えるあおは、この話題に対してどう思っているのかよくわからない。


「ごめんな」


 元はといえば俺があおに甘えていたのがいけなかったのかもしれない。


 程よい距離間で居るところを見られた程度では、付き合っているなどと言いう噂は流れないだろう。


 もともと二人でいるところを隠す気が無かったとはいえ、よりにもよってあの日、見られるとは。


 不本意な事に巻き込んでしまって申し訳ない。


「いえ、」


 あおは短くそう答え、それから口を開くことは無かった。


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