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後輩ティータイム  作者: ゆめ
第2章 先輩くんを惚れさせたい
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先輩くんと噂


 次の週、学校に登校してみれば、いきなりクラスメイトの颯太と蓮が絡んできた。


「おい、あの噂の事ってるのか」

「知らん。聞きたくない」


 興奮気味に話しかけてくるが、入りから察するにロクな内容の話ではないので知りたくない。


 俺は興味がないと言わんばかりに腕を枕にして居眠りの態勢に入る。


「お前と一年の一ノ瀬あおが付き合ってるって噂が流れているぞ」

「…………え?」





「はぁー」


 普段ため息はつかないと豪語していた割に、今日はため息が絶えなかった。


 理由は単純。

 学校のどこに居ても注目を浴びるからだ。


 普段は日常的に話すことの無い生徒も、今日は話しかけてくる。

 話題はみんな同じ。


 さらに仲良くもない生徒や、興味をもった他の学年の生徒などが俺を観察しにくる。


 正直、うんざりだ。


 蓮と颯太の情報によると、先週の運動会のあと、俺とあおが一緒に居たのを何者かに使ったようだ。


 そいつが噂を流したようで、あおは学園のアイドル的存在なので、その噂は瞬く間に広まった。


「この様子だとあおも大変な目に合ってるだろうなぁ」


 そんな考えをよぎらせながら、今日も第二体育館へと向かった。



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