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後輩ティータイム  作者: ゆめ
第2章 先輩くんを惚れさせたい
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後輩ちゃんと緊張


「う、うう…………」


 横には、緊張した様子のあお。


 午前の種目もこれで最後。

 クラス対抗リレーが始まった。


 俺とあおは共にアンカー。


 俺がアンカーに選ばれた理由は、できるだけ格好つけたいのと、単純にクラスで一番足が速いからだ。

 あおがアンカーになったのは、ほぼ間違いなく可愛いからだろう。見栄え重視だ。


 どこのクラスを見て見ても、アンカーは運動部で足が速い生徒か、見た目のいい生徒。もしくは走り方の面白いネタ枠だ。


「緊張してるの?」


 俺が問いかけると、あおは具合が悪そうに答える。


「はい………。抜かれちゃったらどうしましょう………」

「まぁ気にすんなよ。楽しんでいこうぜ」


 本当に緊張でヤバそうなので、素直に励ましておく。


 レースも終盤になり、もうすぐバトンが回ってくる。


 現在順位は俺のクラスが一位。

 二位が三年のスポーツ科のD組。いや、あおのクラス、一年A組の生徒が三年D組の生徒を抜き去って二位になった。

 あれが噂の陸上部スーパールーキー水本君か?

 そのまま水本君は俺のクラスの七人目の走者に接近する。

 そして、抜き去った。


「わわわ……先輩抜かさないでくださいね!」


 一位の状態であおはバトンを受け取る。


 俺もすぐにバトンを受け取る体制に入る。


 しかし、そこで、横に居た生徒に衝突された。

 不安な体制になりつつも、バトンを受け取り、走りだす。


 誰だ?危ないタックルをしてくる生徒は?ラグビー部か?と思って、横を見て見れば、三年D組アンカーは、俺の事が大好きな笹山だった。


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