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後輩ティータイム  作者: ゆめ
第1章 先輩くんは振り回される
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後輩ちゃんのお誘い


 その後は無難と言っては無難だが、焼きそばを食べたり、流れるプールで無になって流れてみたり、それなりにイチャイチャして楽しんだ。


 時間も夕方になったので、帰宅することになった。

 電車の中は空いていて、俺が先に座ると、あおは一席分開けて座った。


 真っ赤な夕日が電車内を常夜灯のように染め、何となく居心地の良い無言の空気が続く。


 目的の駅まであと一駅となった時、あおが沈黙を破った。


「あの…………先輩?」


 寝ているとでも思っていたのだろか、疑問形で声をかけられる。


「どった?」


 プールではしゃぎすぎて疲れたので、短く返事する。


「来週の週末、予定、空いてますか?」


 一席分の空いたスペースを詰めて、下を向いたままあおが言う。


 沈みかけの夕日に照らされるあおの横顔は少し寂しそうだった。


「私と夏祭り、行ってくれませんか?」


 もう一度、今度は明確な理由を述べる。


 わかっている。その日が、来週の週末が夏祭りだという事も。

 人気者で友達の多いあおが、友人や男子からお祭りに誘われていないわけがない。

 俺を誘った理由は、自意識過剰な気もするが、いいように想像してしまう。


 でも、


「ごめん」


 でも、その日は。その日だけは譲れない先客があった。


久しぶりになりました!ごめんなさい!!

この昨日が少しでもいいなと思ったら★★★★★と感想をよろしくお願いいたします

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