表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
後輩ティータイム  作者: ゆめ
第1章 先輩くんは振り回される
34/216

後輩ちゃんとナンパ


「まじかよ……………」

 小さな声で一言つぶやく。


 現在ここで起きていることはナンパ。


 あおが遊び疲れてという事でジュースでも買おうかなと思っていたら、なんと、ナンパされてしまった。


 そう、いわゆる逆ナンというやつである。


 目の前にはいかにも男好きそうなエロいお姉さん二人。だいぶきわどい水着を着ている。正直、俺の好みである。


 一人は金髪の見るからにビッチなお姉さん。もう一人は茶髪の優しそうだけど、実はめちゃくちゃ男遊びしてそうなお姉さん。

 茶髪の人のほうが好きですねぇ。


「ねえ、君連絡先交換しない?てかこれから一緒に遊ばない?」

 そう聞いてくる茶髪のお姉さん。


「交換します。ぜひいっしょに遊びましょう!!」


 即答だった。断るわけがないだろ。


 可愛い後輩?巨乳の同級生?そんなん知らねぇ!!時代はエロいお姉さんなんだよ。


「えーめっちゃ乗り気じゃん、かわいいー」


 そう言ってにやにやする金髪のお姉さん。

 やばい、まんざらでもないですなぁー。




「ちょっと、先輩。可愛い後輩ほったらかしてなに美人のお姉さんたちに捕まってるんですか」

 

 …………おっと

 そこにいたのは頬をぷっくりと膨らませたあおだった。


「……………すまん」


 あお、そのジト目辞めてくれ……………


「えぇーー君彼女持ちだったの?だめだよー。変なお姉さんについていこうとしたら」

「そうだよーこんなかわいい子なんだから、一人にしてると危ないでしょ」


 お姉さんに達にも説教されてしまう。


 何ともいたたまれない気持である。


「さぁ!先輩早く行きますよ!私をほったらかしにして他の人にデレデレした罰です。焼きそば買ってください」


 そう言って手を引くあお。


「あんまり困らせちゃダメよー」

「ムラムラしたらお姉さんの事おいでー」


 それぞれ手を振ってお別れを告げるお姉さんたち。


 二人に一礼してあおに並ぶ。


「怒ってる?」


 ご機嫌斜めなあおに尋ねる。


「怒ってないです……………………拗ねてるんです」


 でもなんだか少し、機嫌の悪いあおは可愛らしかった。



この作品が少しでもいいなと思ったら☆と感想をよろしくお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ