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後輩ティータイム  作者: ゆめ
第1章 先輩くんは振り回される
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後輩ちゃんとスライダー

「来ましたね!先輩!」

「あぁ来たな!あお!」

「行きましょう!」

「あぁ、行くぞ!」



「泳ぐぞー!」

「ナンパだー!」


「は?」

「え?」


 え、ナンパじゃないの?


 あおさんめっちゃ目怖いんですけど……………ごみを見る目やめてもらってもいいですかね。


「いや、せっかくプール来たんだし、ナンパしかないよなって」


「いや、どこに目つけてんですか、S級美少女の女の子が目の前にいるでしょ!わ・た・」し!」


 という訳で、夏休み前の約束通りにプールにやってきた。

 少し都会にあるウォーターパークとあってかなり大きく、たくさんの人で賑わっていた。


「いや、さすがにSもねぇだろ。てか前見たぞ。お前Eだろ」


「ちょ、何で知って…ぶっ飛ばしますよ!」


 あおは前回購入した水着を着ていた。


 やはり白い肌と水色の水着はよく映える。


 周りの男からの視線もすごい。


「まぁまぁそんなことは置いといて、ウォータースライダー行こうぜ」


「そんなことって…賛成です!!!!」


 見ての通り、俺もあおも大騒ぎである。



 という訳で、ウォータースライダーの列に並んでいたのだが………………。


「先輩やばいですって!あれ絶対水着流されちゃいますよ!定番イベントですね!」


「そうなったら俺が手ぶらで隠してやるから安心しろよ」

 みたいなノリで並んでいた。


 そして来たる俺の番。


 しかし案内されたのは一人用のウォータースライダーではない。


 なぜかその横の少し大きめのスライダー。


 本来、俺が乗るはずだったスライダーには、反対側の階段から登ってきた人が座った。


 そして二秒後。


「先輩…………これって」


 顔を真っ赤にしてあお。


 なるほど。

 ………………なるほど。


 つまり、間違えてペアのウォータースライダーの方に並んじゃったってことかー。


 通りで周りがカップルだらけだと思ったよ。


 このスライダーは人気なので、並びなおしていては時間がかかる。


「…………………あお、どうする?」


 決定権をゆだねることにした。


「ふぇ!?うぅ・・…………その…………………たいです」


 顔を真っ赤にして何かを言っている。


 まぁ、さすがに二人で滑るのはまずいか、並びなおそう。


 やっぱりやめると伝えようとスタッフに話しかけようとしたところを、あおの手に捕まれる。


「乗りたいです………先輩と」


 顔を真っ赤にしてそんなことを言われては、断ることはできなかった。


すいません……食中毒になって投稿久しぶりです

この作品が少しでもいいなと思ったら☆と感想をよろしくお願いします

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