先輩くんは転けた
「衣替えですね。」
「そうですね。」
そう言いながらあおはミルクティーに口をつける。ちなみに今日のミルクティーは初得点祝いで俺のおごりだ。
「どうですか?可愛い後輩の半袖は?」
どうせ「かわいい」と意味もなく言ってほしいであろうあおがずいずいと顔を近づけてくる。
と言ってもうちの制服は胸に校章のマークがついているだけの普通のデザインのシャツで、別段可愛くもない。
強いて言うなら、いつもより胸のふくらみを感じることや、白いにのうでがちょっとエロいくらいだ。
「はいはい。可愛いね。」
そう言いながら距離をとる。
現在六月、近づかれるとかなりあつい。
「いいじゃないですか~あっ先輩いい筋肉してますね~。」
そういってぷにぷに腕を触るあお。
あぁ、うぜぇ。
「はいはい。最近階段からこけて全身あざまみれなんだよ。あんま触んな。」
そう言うとあおはぶっとミルクティ―を噴き出して、
「先輩、だからその口の絆創膏ですか!ふふっ!」
バカにするように笑ってるくる。
あぁ、うぜえ。
「という訳なので先輩。明日はいっしょに弁当を食べましょう。」
………どういう訳でそうなった?
今回かなり短めです
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