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後輩ティータイム  作者: ゆめ
第1章 先輩くんは振り回される
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同級生ちゃんはすごい人


 あおたちの試合が終わったので帰ろうかと思ったのだが、何となく、もう片面で行われているレギュラーメンバーの試合をのぞいてみる。


 こっちの試合からはたびたび歓声が上がっていた。


 その歓声を巻き起こしているのは一人の選手。


 一人、また一人と抜き去って、最後は後ろに飛びながらシュート、放たれたボールはリングにかすりもせずに得点となる。


 再び歓声。


 うちの女バスのエース、山本なつきだった。

 彼女は二年生にもかかわらず、他校の三年生エースを圧倒する強さを誇っている。


 そして、歓声の理由は彼女の実力が凄いからだけではない。


 身長百六十七センチ、男子高校生並みの伸長に、短く切られた黒のショートヘア。

 真っ白な白い肌と長い手足。

 そして何より、イケメンだ。

 女子生徒にもかかわらず、女子生徒からの人気が高いのは彼女は「かわいい」や「美人」ではなく「美男子」と言われることが多いからだ。


 再びなつきが得点する。


昔のこともあるからなのか、異彩を放つ彼女からは目が離せなかった。


「頑張ってるな……」


そんな声が漏れてしまった。


 どれくらいたっただろうか、ただぼうっと試合を眺めていた。


 だから気づかなかった。


 時刻が十二時を過ぎていることに。


 「おい、てめぇが何しに来てるんだよ。」

背中から、声がした

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